第68回 スイス

   

久しぶりの更新となりました。いや、本業も個人的にも本当に忙しかったんですよ。4月になってイタリアまではなんとか耐えてきたんですが、一度ペースが乱れると…この有様。今年初めて更新が6日間も開いてしまいました。

そして、いつの間にか世の中では10連休が始まっているようです。私はほぼ仕事で、あまり関係ないですけど。ちょっと困っているのは銀行業務がこの期間止まっているのかなというくらいです。

というか、平成もあと、何日?…三日ですか。皆さん、いろんなことをお思いになられるのではないでしょうか。

私の人生、これまで約20年ごとに大きな節目が二つありました。一つ目が関西を離れて山形大学に入ったことです。→二つ目は、いつしか言わなくてもいいのに言っちゃった生死を彷徨った病気なったこと。

私は平成3年に大学に入って人生が180度完璧に良い方向に変わったので、それでもいろいろありましたが、私にとって平成は良い時代だったなと思えます。一方で昭和の時代、大学に入るまでの私は、考え方をはじめ全てがマイナスの時代でした。ただ、唯一と言っていい高校生の私を思いっきり褒めたいことは、このままではいけないと気づいたこと、そして、当時の流れを断ち切ってほぼ全てを捨てて新しい一歩を踏み出したことです。私的には脱出に近いこの第一歩(関西から山形大学へ)が、良い時代だったと思える平成につながったことは間違いありません。

なんといっても大学に入ってお酒と出会って人生が完全に好転しました。→高校時代まではほぼ友達がいなかったので、ほとんどお酒を飲んだことはなく、自分が飲めるのかどうかも知りませんでした。ははは。の時決断せずにダメだとわかっていながらダラダラと関西に残っていたら…、考えるだけでゾッとします。

その後、また決断の時がやってまいります。多くの方が一度は考えるであろう30歳になる前に、30歳になったらというタイミングで、大学から社会人時代を過ごした山形から東京に出る決断をしました。←この話はまたいつか。思いっきり苦労したんです。

私は大学中退後、一度関西の実家に戻りましたが(で、半年後に阪神大震災…)、再び縁があって大学時代を過ごした山形に戻り、数年のフリーター生活を経てそのまま地元企業に就職しました。大学時代に引き続き、この土地の何かが合っていたのでしょう。今でも夢に見ることがあるくらい非常に充実した楽しい初サラリーマン時代(宴会場勤務)でした。会社にも良くしてもらい、管理職も経験し、当時の私は順風満帆、このまま山形でこの会社で骨を埋めてもいいかなと思ったことは一度や二度ではありませんでした。今でも当時の社長夫人から連絡をいただくことがあったり、また、料理長達、元先輩・同僚に合うために今でも数年に一度この会社を訪ねているくらいです。

この楽しく充実した環境から再び一歩を踏み出して東京に出てみました。そして、想像をはるかに超える苦労が待ち受けていたのですが、その東京からパリへの道がつながりました。さらに、本当はそのまま帰ってくることなく、生涯をフランスで過ごそうとまで10年前までは考えておりました。こうして前に進んだことでフランスにまでたどり着けたことは今でも驚きです。

実際、たいして努力したわけではないんです。ただ、タイミング良く運良く決断し、一歩踏み出せたことで今の私があります。今思えば、最初の一歩は危うい決断でした。関西から山形への第一歩。ちょっと間違っていれば今どうなっていたことか。本当に本当に良かったです。その後、二度目の節目として大病になってしまいましたが、なんとか生き延びましたし、こうして皆さんとつながりを持つことができるようになりました。

なによりも、大学に入って以降は本当に運が良かった。運だけでここまで来たと言っても過言ではありません。

ということで次回、私の不遇の昭和時代と運のお話です。

※表紙の写真の解説。テラス状に広がる葡萄畑と栽培農家の小さな村が織り成す景観が2007年に「ラヴォー地区の葡萄畑」のとしてユネスコの世界遺産に登録されました。

明日はなんとかなると思う馬鹿者。今日でさえ遅すぎるのだ。賢者はもう昨日済ましている。 by チャールズ・クーリー(社会学者・アメリカ)

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第68回 スイスのワイン

ちょっと意外でしたが、スイスはこれまであんまり出題されておりませんでした。輸出量が圧倒的に少ないからかもしれません。しかし、ここはしっかりと見ていきましょう。CBT方式に対応するためにも。

A スイスのワイン

・地理的にはフランスの東に位置し、ドイツ、オーストリア、イタリアに囲まれています。
・白ワインと赤ワインがほぼ同量生産されています。
・ワイン消費に関して、自国の生産量の二倍を輸入に頼っています。

●主なブドウ品種

白ぶどう
シャスラ=グートエーデル→栽培面積第2位(白ブドウではNO.1)、6割
・ミュラー・トゥルガウ
・シャルドネ

黒ブドウ

ピノ・ノワールラウブルグンダー 栽培面積第1位、約半分を占める。
・ガメイ→栽培面積第3位(黒ブドウではNO.2)
・メルロ→栽培面積第4位(黒ブドウではNO.3)
・ガマレ、ガラノワール→どちらもガメイとReiなんとかの交配品種。後者の方がやや数字が大きい。栽培面積が増えています。

B スイスのワイン産地

大きく三地域に大別されます。→フランス語圏、イタリア語圏が特に重要です。

●スイス・ロマンド地方(フランス語圏)

スイス西部。全生産量の8割を占める一大産地。白ブドウはシャスラ、黒ブドウはピノ・ノワールガメイ

・Valais ヴァレー
ローヌ川上流。スイスワインの4割を生産する最大の産地。→標高が高い。650m以上
ファンダン(=シャスラ)、ヨハニスベルグ(=シルヴァーナー)、ピノ・ノワール
Dole(ドール):ピノ・ノワールとガメイを85%以上使用した赤ワイン
グランクリュ8地区がブドウ品種とともに指定されています。

・Vaud ヴォー
レマン湖の北側に面する上質ワインの生産地域。生産量はスイスで2番目。シャスラが6割を占めます。
Lauriers d’Or Terravin:シャスラ州の評議会で基準をクリアしたものに与えられる称号

La Cote:シャスラ

Lavaux:デザレー、カラマンなどのグランクリュを含む優良産地

・Geneve ジュネーヴ
ペルラン(=シャスラ)。

・Neuchatel ヌーシャテル
シャスラ産地、瓶内二次発酵のスパークリングも。Oeil de Perdrix(ウイユ・ド・ペルドリ):ピノ・ノワールのロゼ

●スイス・アルモン

●スイス・イタリエンヌ(イタリア語圏)

スイスの南、イタリアとの国境付近。

・Ticino ティチーノ
メルロが有名です。

ひとまずこれくらいで、

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ソムリエ試験 過去問

【過去問】
スイス最大のワイン産地を次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.  Valais
2.  Vaud
3.  Geneve
4.  Neuchetel

【過去問】
シャスラが生産量の約 60% を占めるスイス第 2 のワイン生産地を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Vaud
2. Geneve
3. Neuchatel
4. Valais

【過去問】
国際都市としても有名で 1988 年からスイスで初めて A.O.C. を導入した生産地を 1 つ選び、解答欄にマークしてください。

1. Ticino
2. Vaud
3. Valais
4. Geneve

【解説】
今年の教本には記載がないですよね。解答は4.になってます。

【過去問】

スイスで栽培面積が最も大きいワイン用白ブドウ品種を 1 つ選んでください。

1. Chardonnay
2. Chasselas
3. Muller-Thuragau
4. Sylvaner

【過去問】

スイス南部 Ticino 州で最も多く栽培されているブドウ品種を 1 つ選んでください。

1. Pinot Noir
2. Gamay
3. Merlot
4. Syrah

【過去問】

2007 年にブドウ畑の美しい景観とワイン造りの長い歴史が評価されてユネスコの世界遺産に認定されたスイスのワイン生産地を 1 つ選んでください。

1. La Cote
2. Lavaux
3. Chablais
4. Cote-de-l’Orbe

【過去問】

スイスで最も栽培面積の広いワイン用白ぶどう品種を 1 つ選んでください。

1. Chardonnay
2. Chasselas
3. Muller-Thuragau

4. Sylvaner

【過去問】

スイスのワイン産地 Lavaux が属する州を 1 つ選んでください。

1. ジュネーヴ州
2. ヴォー州
3. ティチーノ州

4. ヴァレー州

【過去問】

スイスで最も栽培面積の広いワイン用白ぶどう品種を1つ選んでください。

1. ミュラー・トゥルガウ
2. シャスラ
3. シャルドネ

4. シルヴァナー

【シニア過去問】
スイス ティチーノ州の主要ワイン用黒ぶどう品種名を原語またはカタカナで記入してください。

 【解説】
こちらはシニアの問題なので、筆記での解答を求められますが、ここ十数年、一次試験では選択肢以外の出題は見られません。

【シニア過去問】

スイスにおいて、ブドウ収穫量が最も多いワイン生産地を一つ選んでください、

1. Valais
2. Vaud
3. Geneve

4. Neuchatel

【シニア過去問】

スイスのVaud州でLauriers d’Or Terravinの称号が与えられるワイン用ブドウ品種を一つ選んでください。

1. シャスラ
2. ガメイ
3. ピノ・ノワール
4. ミュラー・トゥルガウ

ここはそんなに苦労しませんね。今日はここまでにします。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩

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