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ワインアドバイザー全日本選手権出場者のシニア試験時の苦悩

2021/09/13
 
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第117回

ソムリエ試験を受けた当時、私は宴会場勤務でした。←ケーキ入刀です!ってやっておりました。

仕事で日常的にワインをテイスティングするといったことは皆無で、正直、ワインってそんなに美味しいと思っていなかったんです。ですから受験を決意した段階ではワインに関して本当に素人に毛が生えた程度で、シャトーってワインの名前だと思っていたくらいです。

受験を決意し、試験対策用のワインを求めて近所のやまやに行きました。しかし、何をどう選んでよいのか全くわからず困り果てたことを思い出します。当時の職場には上司に二人のソムリエ有資格者がいました。一緒にワインを飲むことはそれほどなかったもののいろいろとお世話になりました。

ある時、希望者を募ってボルドー五大シャトーを飲もうという会を企画しました。その有資格者の上司を巻き込んで、五大シャトーとそのセカンドワインを月に一シャトーずつテイスティングするという内容です。従業員食堂にワイン会のお知らせを掲示していたおかげで、当時の社長夫人からCh. Latour 1994を提供していただきました。うれしかったですね。

さらに、このワインがとても素晴らしかったんです。この会でテイスティングした他のワイン(五大シャトー)の印象は全くありませんが、Latour 1994は香りから味わいに至るまで今でも鮮明に覚えています。この時のことを思い出すと鼻腔にフワーっとあの芳醇な香りがよみがえってくる感じです。まだリリースされて間もないワインでしたが、初めてワインって美味しい!素晴らしい!と感動した一本であり、ワインが好きになったきっかけの一本です。今でも人生最高の赤ワインはと聞かれたときにこのLatour 1994を思い浮かべることがあります。

五大シャトーの会が終わったあとネタ切れだったのか、ワイン会を企画した記憶がありません。ですから、その上司とテイスティングしたのはその他数回くらいだったと思います。

私はワインスクールに通いませんでしたから上記のワイン会以外は一人で自宅でテイスティングしたのみ、完全に自己流で試験に挑みました。今思えば、ほとんど何もわかっておらず案の定、二次試験本番ではブドウ品種は二つも間違えてしまいました。当時はネットの環境もなく、テイスティングコメントが大事だなんて誰も終えてくれず…。
→当時はワイン3アイテム、リキュール類1つでした。試験終了後の答え合わせがありませんでしたが、周りの人たちの声を聞く限りどうも私は大幅に間違ったらしいと気づきました。リキュール類も外しました…。

さらに、実技でも大失敗し、二次試験終了後、ダメだった~と落ち込んで新幹線に乗って帰ったことを覚えています。でも、合格だったんです。ものすごくうれしかったです。→当時、二次試験会場は東京会場でした。

こんなに試験でダメだったのに、バッジを受け取った瞬間、僕はソムリエなんだ!という根拠のない自信が芽生えてしまいました。そして、しばらくして東京に出て腕試しをしようと考えたのでした。

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ワインアドバイザー全日本選手権出場者のシニア試験時の苦悩

 

さて、前回私の恥をさらしたついでに、2013年にワインアドバイザー全日本選手権に出場した友人のシニア試験におけるテイスティングの手記をこちらで公表します。やっぱり悩むんですよ。→もちろん本人の許可を得ております。

いよいよ12時50分からテイスティング試験開始。

配られたワインは白が2つに、赤が2つ、酒精強化ワイン1つの計5種類。

1番目の白は無色に近いプラチナのような金属質の淡い外観。それと対称的に2番目の白は熟成感を感じさせる黄金色に近い外観。
3番目の赤は鮮やかなルビー(今でいうラズベリーレッドです)で、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーのようなパワフル系品種とは明らかに違う外観。
4番目の赤は、さらにそれよりも淡く、グラスのフチがオレンジ色を帯び、明らかに熟成を感じさせる外観。
5番目も鮮やかなルビーであったため、てっきり赤ワインかと思ったら、銘柄のみを答える酒精強化ワインでした。

一般呼称資格試験とは違い、シニア呼称は“ブドウ品種”“生産国”“生産地域”“原産地呼称”の選択肢はないため、受験者全員にワインが配られる間、その外観からある程度の品種の絞込みを図っていきます。

1番目の白は、その無色に近い色調から、いよいよこれを出してきたかの甲州?それともミュスカデ?大穴でソアヴェか?
2番目の白は、直球ど真ん中で熟成タイプのシャルドネ?これまでなぜか試験には出なかったシュナン・ブラン?
3番目の赤は、明るいルビー色からすれば、ど真ん中でピノ・ノワールか?それともこのところ出現頻度が上がりはじめたマスカット・ベーリーA?この色だったら、キアンティやバルベーラ、カベルネ・フランもありうるか?
4番目の熟成感のあるルビー系の赤といえば、これまたピノか?対抗馬でバローロやリオハのレセルバ?はたまたキアンティの熟成タイプ?

試験開始の合図で1番目の白から取りかかります。

先ずは【外観】から“澄んだ”、“輝きのある”といった、お約束のコメントに次々とマークしていきます。

香りはレモンやグレープフルーツのような柑橘系が主体。複雑性は感じられず、爽やかな酸味のクリーンでシンプルな味わい、お寿司などの和食に合いそうな白ワイン。「う~ん、やっぱり甲州かな?でもミュスカデも捨てがたいし…」と少し迷った後で、今のソムリエ協会の日本ワイン重視の傾向も考え、これまで出る出ると云われながら出されなかった“甲州”に決定。生産国・地方は当然のごとく“日本”“山梨県”、アペラシオンは“勝沼”と記入。

続いて、2番目の白ワイン…。
外観は白ワインとしてはかなり濃いめの黄金色に近いイエロー。はたしてこれは品種特性からくるものなのか?温暖な産地のものか?樽を効かせた熟成タイプなのか?

香りは外観のごとく黄色い果実や黄色い花の香りが主体。若干の酸化熟成のニュアンスも感じられますが、ブルゴーニュの熟成したシャルドネに感じられるナッツのような樽熟成のニュアンスがほとんど感じられません。かといって、果実味が前面に出たヴォリューム感のある新世界のものでもありません。樽のニュアンスがほとんどなく、「黄色い果実と黄色い花が主体といえば、これも今まで出題されたことのないあの品種か…」と、品種“シュナンブラン”、生産国“フランス”、地方“ロワール”、アペラシオン“ヴーヴレイ”と記入。

3番目の赤ワイン…
外観は紫色を帯びた明るいルビー。見た目からはピノ・ノワールが最有力候補ですが、香りを取るとピノにしてはとても甘くチャーミングで、フォクシー・フレーヴァーのようなニュアンスも感じられます。

味わいもとてもジューシーで、香り同様に“甘さ”を感じます。この時点で、私の脳ミソが「これだ!」と判断したのが“マスカット・ベーリーA。生産国や生産地域も1番目の白同様に“日本”、“山梨県”、“勝沼”と記入しますが、「いや、まてよ、いくらなんでも同じ山梨から2つも出されるか?」と疑念がよぎります。何度か口に含んでみますが、最初の結論を覆すだけの材料が見当たりません…。「いままでだったら有り得ないけど、今年は大きく方針が変わる年だし、日本ワイン重視の今の協会だったらやりかねないよな~」とそのまま解答。

4番目の赤ワイン…
こ、これは困った…。香りが全く拾えない…。温度が低いからかなと、手のひらでグラスをしばらく包んで温度を上げてみますが、明確な香りが分かりません。口に含んでみても、これまた香り同様決め手となる要素がほとんど感じられません…。色調はバローロが一番近いと思われましたが、余韻に感じられる特有の苦味やタンニンがほとんどありません。

ここで試験官の「残りあと10分です」のコール。「ヤバス…、もう時間もないし…」あれこれ迷った挙句、安全策をとってブルゴーニュのピノ・ノワールと記入。

5番目の酒精強化ワイン…
実は朝、この試験に出掛ける前に、最終チェックでルビー・ポートとマデイラを試していたため、これがポートワインであることは分かりました。しかし、解答の選択肢には“ルビー・ポート”がありません。選択肢にあるのは、“トウニー・ポート”“マデイラ”“マルサラ”“レイトボトルド・ヴィンテージ・ポート”“ヴィンテージ・ポート”の5つ。
“マデイラ”と“マルサラ”を真っ先に消去。残り時間5分となってしまったので、もうすぐに決定するしかありません。「トウニー・ポートであれば、その名のとおり黄褐色がかってるはずだけどこれは違うし、ヴィンテージ・ポートなら濾過していないからもっと濁った感じがするよな~」と、最後に残った“レイトボトルド・ヴィンテージ・ポート”を選択。

その日の午後6時過ぎにHPで発表された正解は以下の通り。

1. 日本 / 山梨県 / 甲州市 / 甲州
2. フランス / ブルゴーニュ地方 / プイイ・フュイッセ / シャルドネ
3. アメリカ / オレゴン州 / ウィラメットヴァレー / ピノ・ノワール
4. イタリア / ピエモンテ州 / バローロ / ネッビオーロ
5. トウニー・ポート

ガガガ~ン!!!

なんと、正解しているのは最初の“甲州”だけでありました!

∑(゚□゚;)ガーン(。□。;)ガーン(;゚□゚)ガーン!!

蓋を開けてみれば、“シャルドネ”や“ピノ・ノワール”といった王道中の王道ばかりではありませんか!!

「この数ヶ月、あれだけの“千本ノック”を受けてきたのに、あれはいったいなんだったんだろう…」と後悔の念ばかりが頭をよぎります。これではおそらく、筆記とテイスティングの合計で判定されない限り、合格は極めて難しいでしょう…。

全日本選手権に出場されたクラスの方でもこれくらい悩むということです。彼を知る私としてはいろいろなワインを知っているが故に深読みをしすぎてしまい、さらにちょっと運がなかったと思わざるをえません。それでも彼はこのシニア試験に合格しました。ブドウ品種は落としてしまいましたが、テイスティングコメントがかなり適切であったということです。←やっぱりテイスティングコメントなんですよ!

この報告からも読み取れるように、深読みして難しいブドウ品種を考える必要はないということです。近年はこの時代に比べてもう少し突っ込んだブドウ品種が出題されるようになりましたが、そのブドウ品種を狙わずとも合格できるはずですから、特にあまり自信を持てない方は、難しく考えることはやめて、シンプルに素直に”こーざ”的にテイスティングを進めてみてください。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩






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