第126回 伝説の人登場!2015年度のソムリエ呼称のテイスティングを振り返る

   

さて、前回の続きで、勝手に盛り上がっている”フランス料理の香り”についての考察です。

ここはワインを勉強するところですが、フランス料理に携わっている方、フランス料理が好きな方もたくさんいらっしゃると思います。
で、お伺いしますが、フランス料理ってなんでしょうか?フランス料理の定義とは。

昔からいろんな料理人に聞いてみるのですが、意外と難しいようで、黙り込んでしまう方のほうが多かったように思います。

その前に、この料理ご存知ですか?

pevwo

こちらの写真を見て何かわかる方はフランス料理にかなり精通していらっしゃいます。

この写真の料理は”ピジョン・アン・ヴェッシー”。

ポールボキューズのスペシャリテはこちらのピジョン(鳩)がブレス鶏になります。

ヴェッシーとは膀胱のことで、豚の膀胱に主に鶏類を一羽丸ごと入れて密封し、風船状に膨らませて湯煎し続けるというお金と手間と時間のかかるクラシックなフランス料理です。中の鶏が見えない以上、感覚・経験も必要とされます。今、日本でこの料理を食べられるレストランは限られていると思います。

・ヴェッシー包み解説
中に含まれるアルコール・水分の影響で膀胱が風船状になることで加圧加熱されることになります。またそれほど高温にならないため蛋白質が凝固せず水分も奪わない均質な火入れになるため、肉がしっとりと仕上がります。少し前に一世を風靡した低温調理の一種と考えられます。

この料理、わざわざ豚の膀胱に入れなくてもと思われるかもしれません。フランス料理は肉料理の文化で、食べれるものは何でも食べてみよう、使えるものはなんでも使ってみようという時代のクラシックな調理法なのですが、現在であれば耐熱のビニールや真空調理等で同じ効果が期待できそうなものですが、違うんです。

話はちょいとずれますが、シャネルN°5といえば名前くらいは誰もが知る香水だと思います。香水の歴史を180度変えたこのシャネルN°5に関して有名な逸話が残っています。

20世紀初頭、ココ・シャネルが天才調香師エルネスト・ボーに最高の香水製作を依頼しました。

さて、ここからどうフランス料理の香りにつながるのか。

続きます。

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第126回 伝説の人登場!2015年度のソムリエ呼称のテイスティングを振り返る。

この年、これまでにいらっしゃらなかった、そして超ソムリエ試験的な考え方で合格された(私的に)伝説の方が登場します。

この年以前も私なりに二次試験突破に特化した方法論・考え方でセミナー等を進めておりましたが、この方からの報告を読んで以降、考え方がさらに一歩進んだと思っております。
そもそも二次試験はブラインドテイスティングなのか、ブドウ品種を意識するよりももっと大切なことがあるのではないか、等々。そこからこれまで以上に二次試験としてどう取り組むと良いのか、試験という特殊な状況でできる限り平常心でテイスティングを進める為にはどうすればいいのか、考えさせられました。そして、今のスタイルに行き着いた感じです。この現在のマニュアルやセミナーの方向性の一つの転機となった方の報告から始めます。

ですから、この2015年とそれ以前の受験報告では現在とは異なる考え方、進め方が見受けられます。そのあたりの違いからも何かを感じていただければと思います。

2015年度、ソムリエ呼称受験者からのテイスティングに関する報告です。

ソムリエ呼称出題アイテム
・ソーヴィニヨン・ブラン 2012:フランス
・リースリング 2014:フランス
・ピノ・ノワール 2012:ニュージーランド
・ジン
・スィート・ヴェルモット

さて、始めます。この方です。

自分は日本料理の調理師です。 三年ほど前からワインになんとなく興味を持ちはじめ、一昨年ソムリエ資格を取ろうと志しました。 しかし、冷静に考えてみると日本料理の板前としてソムリエの資格よりも先に取らなくてはいけないものがあることを思い出しました。河豚調理師です。先に河豚を取ると決め、無事合格し河豚調理師となることができました。

河豚の合格からまもなくソムリエ試験の勉強を開始したのもつかの間、全く勉強がはかどりません。何をしてよいのか何から始めればよいのかサッパリわからないのです。学校に通うお金も時間もない自分がそんな時たどり着いたのが“ちょっとまじめにこーざ”でした。暗闇で一寸先が見えない自分に松岡さんが希望の光をくれました。無駄話が長くなりましたが二次試験の感想です。

自分は試験前にいくつか決めていたルールがあります。

一つ目、松岡さんの必勝マニュアルで紹介していないブドウ品種は一切選ばない。(試飲も一切しませんでした)

二つ目、ヴィンテージについては、白ワインはすべて-3年、赤ワインに関しては、PNは-3、Te・Saは-5、その他の品種は-4年と決め打ちする。これで悩む必要(時間)がなくなります。

三つ目、ソムリエ呼称の場合、同じ色のワインが二種並ぶわけですが、わからなかった場合、どちらも同じブドウ品種を答える。

→この面白い作戦に興味を持った私はこの方になぜこのようにしようと思ったのか聞いてみました。以下がその返信です。

試験を受ける前に決めていたことで、同じ色のワインを同じ品種にするというのは【どうしてもわからなかった時】はということです。

例えますと、白ワインが二つ並んでいた時に、片方からのみ樽の香りを感じれば間違いなくシャルドネに、もう一方は違う品種にしていたと思います。今回の場合はどちらからも樽香を感じず、ソーヴィニヨン・ブランかリースリングとなった時にどちらも当てにいって両方外すよりも、片方だけでも取った方が合格に近いと思ったからです。

松岡さんの必勝マニュアルですとこの二品種は比較的コメントも似ているので片方をしっかりとれば、もう一方はコメントでもそこそこ点が取れるだろうという考えもありました。

赤ワインが二つの場合で、濃い系ブドウ品種であるところまでしか判断できなかった場合は(メルロ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンが疑わしい時)出題率から二つともシラーかカベルネ・ソーヴィニヨンと答えるつもりでした。こちらもマニュアルで見たところこの三品種は比較的近いテイスティングコメントということもあり、自分みたいな素人が下手に勝負するよりも得策かと思えたからです。→この時代はメルロを主要品種に入れていました。

ヴィンテージに関しましてもマニュアルですと同じ色は年代を変えるという教えでしたが、自分は片方でも良いから取りに行く作戦で同じ年にしました。

(最初にいただいた報告に戻ります)

開場されると白2つ・赤1つ・リキュール類が2つが並んでいました。

今回の白ワインはどちらも似たような感じでSBらしい青さもペトロール香も樽香もはっきりとわかりませんでした。なんとなく感じたのは、白1が比較的酸とミネラルを感じるフランス的なニュアンス。白2が新世界のような甘いトロピカルな感じで、後味に甘さを感じる。
選択肢を見るとシュナン・ブランやヴィオニエが並び上記の通り削除しました。本当に全くわからなかったため、ここは最初に決めた作戦通り白1をリースリング・仏、白2をリースリング・豪としました。ヴィンテージも作戦通りの両方-3。

赤ワインは並んでいるグラスの色を見た瞬間、心のなかでガッツポーズ!淡い色調で完全にピノ!フランスと思い込んでしまったためかニューワールドらしさを感じられず。赤3  PN・仏で作戦通りの-3年。

その他のお酒1はジン以外の何物でもなかったのですが、他のお酒2は悩みました。選択肢を見たところ紹興酒とマデラしか飲んだことはなく、この二つから選ぼうと思いました。ただ、香りを感じるとマデラではなく、口にしたところ紹興酒ほどのアルコールもありません…結局あきらめてアモンティリヤード。 結果 品種は3個中2 産地は3個中1 年代は3個中2 その他のお酒は2個中1でした。

テイスティングコメントは細かいことは一切考えず、必勝マニュアルで暗記したものをそのまま書きました!

振り返ってみても、もし、何もわからなくてもブドウ品種なんてどうでもいいので、いずれかの主要品種を一つ答えようと決めていたことで緊張することもなく、平常心で試験に取り組むことができました。また、実際に自分が決めたルール通りにテイスティングを進められたことが良かったのだと思っています。

以上が自分の二次テイスティングです。松岡さん、本当にお世話になりました。
→とても興味深い報告でした。二つとも同じブドウ品種を答えた方の報告は初めてです。ただ、この方はわからなくてもなんとかなると明確なルールを決めたことで平常心で試験に挑むことができました。本当に素晴らしいと思います。人間、(ブドウ品種を当てようなどと)欲がでるものですが、最後までご自身のルールを貫き通した強さにも感服いたしました。あっぱれです。

そして後日、ちゃんと合格の報告をいただきました。

・正解:ソーヴィニヨン・ブラン・フランス・2012

最初の白ワインでつまずいたが最後、パニックになってしまいました。←おっと、↑上の方と対照的な。

なんとも香りの取れないソーヴィニヨン・ブランで、全く“青さ”をとれませんでした。それでも、冷静に考えて消去法でいけばソーヴィニヨン・ブランだったなと今は思えます。青さを取れないことにこだわりすぎ、樽も感じなかったのにシャルドネにしてしまいました。同じワインスクールで勉強していた同士が4人いたのですが皆“青さ”が取れず、シャルドネにしていました。(消去法でいくと、ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネが残ったんです)

→青さを感じないソーヴィニヨン・ブランも少ないながらあります。でも、これが試験ですね。緊張しますし、いつもはしっかり感じ取れることもわからなくなることがある。ただ、樽なしシャルドネのコメントを取っていたなら全く問題ありません。

・正解:リースリング・フランス・2014
お花の香り系でリースリングとわかったもののフランスにたどり着けず…。ドイツにしては酸が穏やかなので違うなぁと。私はなんとなく頼りない気がして、フランスではないと思いオーストラリアにしてしまいました。今思えば逆にオーストラリアの方がしっかりしていますよね。アルコールのボリューム感がニューワールドではなかったなと。松岡様のマニュアル通り、ドイツかフランスで決めていれば。
→アルコールのボリューム感をそれほど感じないタイプのコメントを選択していれば試験的には全く問題ありません。

・正解:ピノ・ノワール・ニュージーランド・2012

まさか、ニュージーランドとは。フランスではないことはわかったものの、なんとも中途半端なピノでした。 香りは赤い果実系。明るい色調からもピノを連想させましたが、味わいが…こんなに酸のないピノははじめてでした。余韻に残る渋みもおだやかで、いまいちピノぽっくない。ガメイかと思いましたが、そのガメイが選択肢にありません。結局、香りと色調でピノと判断。選択肢にガメイがなかったのはラッキーでした。

とにかく、リースリング以外は私にはなんともわかりにくく、パニックになり時間もギリギリでした。 コメントシートに自分のコメントを転記するつもりだったに、もうそれどころではなく、なにをコメントに選んだかさえ覚えていません…。

結果はどうあれ、自分のできる範囲で頑張ってきたので悔いはありません。3月からひとつの大きな目標を目指して進んできました。ここまで諦めずに頑張った自分を褒めてあげようと思います。

この方もなかなか面白いです。試験を楽しんでいるようで、この平常心・ゆとりを持てることが最も大切なのかもしれません。

・正解:ソーヴィニヨン・ブラン・フランス・2012
香りの特徴が「果実・花・植物」から6つ選択しなさいとあり、樽もないからここでソーヴィニヨン・ブラン確定!(笑)リースリングやシャルドネならこの項目だけで6つはないでしょ(笑)。

・正解:リースリング・フランス・2014
こちらも樽香がないことを確認したところでリースリング確定(笑)。もちろん一つ目がソーヴィニヨンブランというのもある!ヴィオニエとかわからんのが選択肢にありましたが、ややこしいので除外!
→香りの特徴の選択する数からブドウ品種を想像できると言われてきました。こればかりに頼ってはいけませんが(近年は同じです)、一つの判断方法でした。また、樽香が無ければリースリングと決めることもアリだと思います。 この方のようにシンプルな考え方で何よりもスムーズにテイスティングを進めることが大切です。

・正解:ピノ・ノワール・ニュージーランド・2012
サンジョヴェーゼ・イタリアが選択肢にあり、色の濃いピノと悩みましたが、サンジョヴェーゼはそんなに出題されない!と確率的に考えてピノに決定!単純に(笑)。味なんてわからないっす。(笑)

→試験中にこのくらいリラックスできたことも勝因だと思います。

こんな感じで品種はOKでした。松岡さんのおかげです<(_ _)>。でも、生産国は全滅!生産年は1個正解。リキュールは二つとも大丈夫でしたよ^^。そして、合格!ありがとうございました。

失敗談‥ グラスが運ばれた時、ふわっと甘い香りがしました。色も淡く、間違いなくピノ・ノワールだと思ったのに…、口に含むとかすかにスパイシーさを感じ取ってしまいました…。そして、渋みがなかったので、シラーズにしちゃいました~_~;。→淡い色調ですからね(この時代は今のように淡ければピノ!と断定的な言い方はしておりませんでした…)。そして、シラーズは渋みが強いです。

テイスティングコメントの選択は正直あまり覚えていません。特に”香りの特徴”など。それぞれのブドウ品種に対して暗記した模範コメントに沿って選択したつもりですが、自信はないので細かくレポートできません。(笑)

自分の備忘録として書いたのでめっちゃ長いです。さらに、スマホでだらだらと書いて読みにくいと思いますがそのままお送りします。

テイスティングは一番前の席でした。目の前の試験官の方が緊張しないようと色々お話ししてくださり、少し緊張がほぐれました。

テイスティングコメントの用紙を見ると、白ワインの選択肢は王道の“シャルドネ”“ソーヴィニヨン・ブラン”“リースリング”のほかに“シュナン・ブラン”“ヴィオニエ”でした。“甲州”系はないのかぁと思いつつ、オリエンテーションが始まると同時に白ワインが運ばれてきました。 色は薄くも濃くもなく気泡も出てない。どの品種の可能性もあるけれど“シュナン・ブラン”と“ヴィオニエ”の特徴はわからないし、ひとまず次のワインを待つ。

二つ目の白ワインは明らかに濃いめの黄色。これをイエローと表現するの?と経験の浅さを後悔。色からすると変わった“シャルドネ”か“リースリング”?運ばれてきた時点で気泡がある若いワイン「どれくらいやろ、2014年か2013年だろうか」。 その後、すぐに赤も運ばれてきて、外観を見た時点で透き通っているから“ピノ・ノワール”か“ガメイ”。選択肢を見ると“ピノ・ノワール”以外は色濃い系品種でした!この時点で迷わず確定。

試験開始。 白ワイン二つを並べてみると、白2がかなり黄色っぽくて、白1が緑に見える。だったら見た目で“ソーヴィニヨン・ブラン”かなぁと思いながら香りを感じてみてもそれほど特徴的な香りはない。粘性はちょっと高いような。でも、強烈ではないからフランスかな。 そうこうしているうちに、ソーヴィニヨン・ブランらしい香りを感じるようになってしまいました。ちょっと青臭いような。グレープフルーツ香は普段からあんまりわからないから、今日もわからない。青臭さが一周回ってペトロール香なんじゃね、とも考えが巡ったけれど、見た目の青さから逃れられず…。 フランスのソーヴィニョンブランとして解答。コメント暗記しきれてないから不安。

【正解:ソーヴィニヨン・ブラン・フランス・2012 信じてよかったー】

二つ目は驚くような華やかな香り。はちみつ?お花?すこーしライチのような。 華やかと言えばリースリングかゲヴェルツ、新世界のシャルドネとかかな。アメリカのシャルドネからライチっぽい香りを感じたことがある。でも樽っぽさがないから除外。あとは選択肢にある「ヴィオニエ」。対象外と思ってたからあまり覚えてない。そういえばすごく華やかやったような。

リースリングかヴィオニエか…。 粘性はまぁまぁ。 口に含むと華やかな香りが広がるけど、心地よい酸味。そして、全然甘くない。この香りの果実感とこの酸味は、たぶんフランス。けどフランスのリースリングの印象忘れたなぁ。家で飲んだアルザスはまさにペトロール香!って感じやったけど、このワインからは感じない。わからん!華やかやし…覚えてないけど、フランスのヴィオニエにしちゃえ。気泡のかんじは若いから2014…はないか、なんとなく2013。 コメントはリースリング寄りにしようかな。石油感はないけど。選択すべき数に戸惑いながら進む。
→リースリング寄りでよかったですね。ヴィオニエにここまでの酸はありません。トロリと丸い感じ。そして、アルコール感をもっと感じます。
【正解:リースリング・フランス・2014 やっぱり2014だったか。そうかぁ。でも、これはわからなかった。ペトロール香以外のリースリングの特徴を勉強し直さないと】

三つ目の赤に取りかかる。残り時間20分くらい。いいペース。でもテイスティングコメントは特に”香りの特徴”の花や果実の選択に自信がない。暗記しきれなかったことを悔やむ。見直す時間はない。すすめー! これはピノ・ノワールに決定してるんやけど、ちょっとオレンジがかったようにも見える。香りの印象で、繊細さをあまり感じないからフランスじゃないな。←ここを感じられたことは素晴らしいと思います。

いつもはフランスのピノしか飲まないから違うってことだけはわかる。あまりイチゴのようなフレッシュな香りはしないけど、やはり赤い果実系。そして、口に残るタンニン。これ、ネッビオーロが選択肢にあったら迷ったかもと思うくらい、オレンジがかってるし渋い。でも、色調は明らかにピノ・ノワール。

迷わず進もう。フランスじゃない感じに加え、香りや味わいのおおらかさ、そしてやや強めの印象から、じゃあ新世界。選択肢から考えるとアメリカかオーストラリアかニュージーランド。アメリカは飲んだことないけど聞いた感じの粗っぽさとは違うかな。オーストラリアかニュージーランド。ニュージーランドのは飲んだことあるけどこんな印象ではないなぁ。飲んだ記憶はないけどオーストラリア! 暗記したピノ・ノワールのコメントに沿って選択していったけど、この渋さ、普通に解答して大丈夫だろうか。アメリカのピノの解答、フランスとどこが違うんやったっけ…かなり迷いながらも解答。
【正解:ピノ・ノワール・ニュージーランド・2012 ニュージーランドのピノ飲んだことあるけど、よく考えたら日本人醸造家のものばかりで、典型的でなかったかも。おしいなー。ピノ・ノワールを疑わずに進んでよかった!】

そんなこんなしているうちに、透明の液体と、すこーし赤みがかった茶色い液体が運ばれてきている。 透明の液体を見た瞬間、「オードヴィーやったらどうしよー!!一応、飲んでみたけど飲み慣れてないからわからんやろなぁ」と思い選択肢を見ると、ウォッカやジン、麦焼酎といった知った顔ぶればかり。よしっ!香りだけで、ジン!ラッキー!! この勢いのまま二つ目は選択肢を見ずに香りを取る。

おっ、これはベルモットや。選択肢にスイートベルモットがある。これや!ラッキー。好き。おいしい。癒される。 その他のお酒は馴染みのある二種でよかった。

最後に選択すべき数が間違ってないかと、自信のあるところを絶対落とさないようにチェックを再確認。いけるんじゃない?

こうやって振り返ってみると、松岡さんがおっしゃっていた通りのブドウ品種に絞って勉強していたので、消去法でも戸惑わず良かったと思ます。手応えはないけれど、発表までは受かっていると信じます。信じるしかないです!
→なによりもこの長文をスマホで書いたことに驚愕しています。長文お疲れ様でした。(笑)そして、この方、今立派にバッジをつけて働いています。

テイスティングの結果です。ブドウ品種二つ正解、リキュール駄目でした。

ソーヴィニヨン・ブランはシャルドネと悩み、何故か樽香を感じてしまいシャルドネにしてしまいました。 リースリングはドイツと決めてしまい、ピノ・ノワールはフランスとカリフォルニアで迷いフランスにしました。良く考えたら去年フランスだったと終わってから気づきました。

テイスティングコメントは、最後まで必勝マニュアルを見ていました。いざ始まると緊張で上手く出来なかったかも知れませんが、心強かったです。

実技は、大きな問題は無かったと思います。品種がトータル5-2で不安ですが、今は終わった事にホッとしています。ありがとうございました。
→テイスティングコメント次第ですが、リキュールを外したことは全く問題ではありません。

・正解:ソーヴィニヨン・ブラン・フランス・2012

色はレモンイエローな感じ、香りはシャブリっぽかったんです。溌剌とした酸をどうとらえるかでソーヴィニヨンにシフトできるかどうかだと思います。
→ソムリエ試験的にはシャブリっぽさはソーヴィニヨン・ブランでOKです。

・正解:リースリング・フランス・2014
リンゴとペトロール香でリースリングに決まりましたが、外観と香り、味わいから冷涼なイメージでしたのでドイツかフランスで悩むところでしょうか。

・正解:ピノ・ノワール・ニュージーランド・2012

運ばれて来た時点で淡い、ルビー。ピノかガメイです。 しかし選択にはガメイがありませんでしたのでピノ決定。強い樽香や完熟したニュアンスがないのでフランスかニュージーランド、複雑さが少ないことでニュージーランドを選択出来ればという感じです。→完璧ですね。素晴らしいです!

・スピリッツ このジンには少しテキーラ寄りの香りがありました。温度が高かったからかもしれません。ブレずに第一印象で答えればジン。 最後はスイートベルモット、これは紛れもなくベルモット、他の選択を消去していけばたどりつけるかと。

 地方都市に住んでおります。ワインスクールに通える環境でもなく、右も左もわからなかったのですが、松岡先生を信じ、ちょっとまじめにソムリエこーざのおかげで無事夫婦共に二次試験まで終えることが出来ました。

毎回松岡先生の「疲れているのは皆同じです!明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう」という言葉にすごく励まされました。この講座がなければ間違いなく諦めていたと思います。

岡山で受けた二次試験では、この講座のおかげで大まかにイメージ持てたので比較的落ち着いてテイスティング出来ました!ただ、試験が始まる前に会場で最終確認をと思っていたのですが、20分前くらいからワインが配られはじめ、あまり直前の見直しが出来なかったのが予想と違うところでした。
→ワインを配るタイミング等、今年も会場によっていろいろでしたね。統一すべきですね。〈追記〉近年はテイスティングアイテムが卓上に置かれた状態で会場入りです。

結果、白二つは取れましたが、赤ワインをカベルネとシラーとメルローで迷ってしまいました…。何もわからなかった昨年に比べ前進したなぁと思いつつ、やっぱり間違えてしまう。改めてワインの奥深さを知ると共に、面白さも感じはじめております。

二次試験対策の必勝マニュアルも購読させていただきました。おかげでなんとかテイスティングコメントの選択も間に合ったと感じております。

松岡様に感銘を受けたのはソムリエ試験のノウハウだけではなく、サービスマンとしての自分のあり方を見つめ直すきっかけになったことです。実のところ、これが一番の感想です。ありがとうございました。

<名古屋会場>

ワインの温度は噂に聞くほど冷えすぎではなかったです。会場も寒いと聞いていたので、入念に服を着込み、念のためお腹と腰にホッカイロを忍ばせて行きましたのでそれほど寒さを感じず。

配られたのは、ハードリカーからでした。手を触れてはいけないとの事で、とにかく色を確認!!

試験前の外観のみの印象

・赤ワインは色が薄くてオレンジがかっている。ピノ・ノワール?サンジョヴェーゼ?ネッビオーロ?場合によってはテンプラニーリョ??
・白ワインはどっちも小さい気泡が見えます。ニューワールドだったらソーヴィニヨン・ブランかリースリングかなぁ??
・白ワイン①は薄い色調よりミュスカデを疑う。

・白ワイン➀
香りが取りにくいなぁ。独特のミネラル感を感じる。花や果実のコメントを6つも選ばせるわりに華やかな感じがしない。

リースリングかなぁ?ペトロール香を感じない。ミュスカデにしてはイースト香がしないし。一方で、ニューワールドにしてはアルコールのボリューム感が足りない。しかしこのクリスプ(キレの良さ)、味わいは酸が強め、余韻が控えめ。シャブリだとしても、今ひとつコクに欠ける。

と、とりあえず、ニューワールド(NZかオーストラリア)のリースリングと仮定。コメントもスッキリ爽やか系のものを当てはめておく。よくわからないまま次のワインに。白ワインのひとつは2013年にしようと思ってたので2013年と。→完璧です。

【正解:ソーヴィニヨン・ブラン・フランス・2012】

・白ワイン②
①より黄色が強い。輝きがあり、透明度も高い。粘度は控えめだが①よりは豊かに感じる。

香りがものすごく華やかで蜜みたいなんですけど!?え、こっちがリースリング!?味わいは甘い!でもドイツの残糖感ではない。ニューワールド!?というか、このワイン美味しくてゴクゴク飲んでしまいそう。(笑)

シャルドネと判断するには樽香がいまひとつ。うわー、白ワイン、全然わかりません。えーい!こっちもとりあえずリースリングで後で確認だー!とにかく、ここは華やかタイプのコメントをあてはめる。とりあえず、若そうなので2014年。

【正解:リースリング・フランス・2014】

・赤ワイン③
淡く明るい色調でオレンジがかっている。素直にピノ・ノワールだと思えばいいものを、どういうわけかサンジョヴェーゼと解答。オレンジがかっていると判断し、熟成感を感じたので。ヴァニラ香、切れ味、今思えばピノ・ノワールの特徴だったような。コメントはサンジョヴェーゼによりすぎず、エレガントとかなめし皮とかピノ・ノワールっぽいものも選んだのですが。ちょっと熟成しているかなということで2011年。

【正解:ピノ・ノワール・ニュージーランド・2012】

・その他のお酒➀
無色透明、香りですぐわかりました。ジン。

・その他のお酒②
色調と甘みからチンザノロッソ??と思い、スイートヴェルモットにしていたのに、血迷ってベネディクトンに。薬草っぽい味がしたので。そのときの自分に渇を入れたい…。

『残り10分です』という試験官の声にハッとして急いで白ワイン➀の再確認。なんだか試験前日にブラインドテイスティングで外したフランスのソーヴィニヨン・ブランに似てるかも!?急いで、ここはソーヴィニヨン・ブラン/フランスに訂正。

続いて白ワイン②を確認。このフローラルっぽい華やかさはやっぱりリースリングとしか思えない。国は、ワインのクリスプさや甘さからオーストラリアに…、にしてはユーカリのイメージはなかったのだけど…とここで時間切れ。

想像以上に本当に時間がありませんでした。ですから、コメントは丸暗記していてよかったです。

今思えば自主トレーニングで”外したこと””間違えた”がとても役に立ちました。自分の感じ方と、他の人の感じ方は違います。私にはどうもソーヴィニヨン・ブラン/フランスのハーブ香がよくわかりません。良くわからないけど、その他の品種にも決めきれない感じ、という感覚が私の中のソーヴィニヨン・ブラン/フランスの決め手でした。

テイスティングと言ってもまず、何をどのように勉強すればいいのかさっぱりわからず、途方にくれました。筆記試験対策と並行して、手頃なワインを購入し、テイスティング本などを読みながら手探り状態で少しずつ進めていましたが、最後は先生のテイスティングセミナーに参加して、それを頼りに何とかしようと考えました。結果としてセミナーに参加して良かったと実感しました。

テイスティングセミナー後、二次試験本番と同じテイスティンググラスを購入し、赤・白合計で30種類くらいはテイスティングしました。とはいえ、周りに頼れる人もいなかったので、テイスティンググラスの裏に番号の書いたシールを貼り、ワインを注いだ後、グラスをシャッフルしてブラインドテイスティングするという手順でひたすら練習を繰り返しました。

シャルドネの樽香、ソーヴィニヨン・ブランの爽やかなイメージとハーブ系のニュアンス、ゲヴェルツトラミネールのライチの香りとスパイシーさなど、それぞれの特徴がだんだんとつかめるようになってきました。しかし、最後までリースリングのペトロール香を感じることが出来ず、本番ではここが命取りになったと思います。

赤ワインに関しては、カベルネ・ソーヴィニヨンのピーマン的な青臭さが高確率でわかるようになり、ピノ・ノワールは明るい色調から、シラーは胡椒のようなスパイシーさを探るという形になってきました。そして、試験当日。

【正解:ソーヴィニヨン・ブラン・フランス・2012】
色調は薄いレモンイエロー。香りの特徴(果実、花、植物)から6つ選択しなくてはならないというところでまず焦りました。

ソーヴィニヨン・ブランの爽やかな香りも感じましたが、どちらかと言えば、白いお花系の甘い匂いが頭を離れず、綺麗な酸が目立っていたことも考慮してリースリング/フランス/2013と解答しました。

【正解:リースリング・フランス・2014】
色調はやや濃いめのイエローだったように思います。樽香は感じられず、それまではシャルドネかと思っていたのですが、シャルドネじゃない…。ただ、ペトロール香がわからないのでリースリングとも絞りきれず。味わいは残糖があるというほどではないけど、まろやかな甘みと綺麗な酸…ここでドイツのリースリングかなと思ったのですが、白1をリースリング/フランスと解答しているためこの時点でリースリングを選択肢から外してしまいました…。

しかし、得意の樽香は感じないし、今まで飲んだシャルドネでこんなにまろやかな甘みを感じるものがあったのだろうかという思いもあったのですが…。さらに、色調は濃いめですが、アルコールのボリューム感はそれほど感じないし、果実味の凝縮感もそこまで強くない…とここまで感じ取れたのに、シャルドネ/アメリカ/2012と解答…。今振り返るとなぜそのように解答したのかと、後悔ばかり。
→白ワイン2はしっかりと特徴をとらえていらっしゃいます。ただ、白1をリースリングとして、白2の段階で候補から外してしまったことがダメです。白1が合っているという確証はなのですから。でも、テイスティングコメントは取れているのではないでしょうか。おっしゃるようにペトロール香を理解していれば結果は違ったように思います。

【正解:ピノ・ノワール・ニュージーランド・2012】
明るい色調でピノ・ノワールと決めてしまえばよかった。なめし皮や土っぽい香り、口に含むとアッタクが強く、スパイシーな印象で、香りに戻ってみると黒コショウ的なものを感じてしまい…。よし、色調は淡いがシラー(シラーズ)と思ってしまい、シラー/フランスと答えてしまいました。
→もちろん、明るい色調のシラーも存在します。でも、それを言ったらキリがないのです。ソムリエ試験は落とすための試験ではないので、素直に、セオリー通りにとらえましょう。「明るい色調といえば基本はピノ・ノワール」です。他の方からもこれまで出題されたことのない、または出題される確率が圧倒的に低いヴィオニエ、シュナン・ブラン、ガルガーネガ等と解答して落としたという報告をいただいております。(シニア呼称は一般呼称との差別化を図りたいという意図が見えるので、ここと同じように考えてはいけません)失礼な言い方をしますが、まだそれほど自信のない段階で、セオリーを無視すること無謀です。

その後、ジンは答えられたものの、3日前にBARでテイスティングしたにもかかわらずスイート・ヴェルモットをマディラと迷い、外してしまいました。

結果、品種0 産地1 年号0 というボロボロの結果に終わりました。

事前のテイスティングの練習でほぼほぼ良い結果を残していたので、本番では楽しみながらテイスティングすることができました。多少悔いはありますが、これが今の自分の実力と認めております。きっと、このような実力ではまだお客様の前でソムリエを語ってはいけませんということなのだろうと思っています。ここで諦めずにもう一度一から勉強して、来年は自信を持って挑めるように力をつけます。

最後に…

このような不甲斐ない結果になってしまい二次試験直後は落ち込みました。それでも、ワインを学ぶこと、テイスティングしながらワインを知ることがこんなにも面白いのかと楽しみながら勉強できた日々は自分にとって無駄ではなかったと感じています。松岡先生が試験のことやご自身の経験を失敗も含めて全て語ってくださったおかげです。

ホンマは受かって先生のおかげで合格できました!!!って言いたかったけど今年はそうはいかなさそうです。

しかし、これからもっと勉強して来年こそソムリエと言われるにふさわしい人間になれるように明日からまた頑張ります。

松岡先生、本当にありがとうございました。出会えてよかったです。

そして、来年もまたよろしくお願いします!笑
→今年の経験は無駄になるどころか大きな財産になります。学ぶことが楽しいと思えるタイミングは人生でそんなにありません(少なくとも私は)。また、今回の二次試験で感じたワインの印象は忘れないと思います。もしかすると、このように悔しい思い苦しい思いをして得たものほど、身に着くのかもしれません。このような決意を聞かせていただき、私もとてもうれしく思います。

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koza★majime2.com 松岡 正浩

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