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ソムリエ試験二次対策用ワインを選ぶ

2023/09/21
 
この記事を書いている人 - WRITER -

第120回

この”こーざ”には毎年次のような質問が届きます。

今年独学で受験を決意したものです。

先月からテイスティングをはじめました。しかし、どんなワインを買えば良いのか、いまいちわかりません…。高いものは手が出ませんし、安すすぎては意味がないのではと思ってしまいます。どのようなワインを選ぶとよいのでしょうか?

このご質問への回答が本日のテーマです。

本日お伝えするワインの選び方も、メルマガで配信済みの復習になりますが、もう闇雲にテイスティングする時期ではありませんので、ワイン選びはしっかり行う必要があります。

後述の「コノスル」については、試験本番の対策としては現時点では不十分です。
ここまで全くワインを飲んでこなかった!どうしよう! という方のみ、主要品種の特徴を学ぶのにまとめ買いして比較試飲に使うといったところでしょうか。

ここからは、二次試験に出題される可能性の高い価格帯のワイン、さらに主要品種に絞ってテイスティングを行ってください。

それでは、試験対策向けのワインの選び方について、もう一度見ていきましょう。

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ソムリエ試験二次対策用のワインを選ぶ

 

改めて、二次テイスティングの出題形式についておおまかにお伝えします。

近年の出題パターンは
ソムリエ呼称:ワイン3アイテム、蒸留酒・リキュール類から2アイテム
エキスパート呼称:ワイン4アイテム蒸留酒・リキュール類から1アイテム
です。

ワインに関しては、外観・香り・味わいの各テイスティングコメント、ワインの生産国・ブドウ品種・ヴィンテージなどを別紙の選択用紙一覧から選ぶスタイルです。生産地域や生産者名は必要ありません。一般呼称では生産国までです。もちろん簡単ではありませんが、漫画の世界のように誰が造ったどこの畑の何年ものなんて神懸り的な解答は求められません。そして、蒸留酒・リキュール類はその名称のみを選択肢から選ぶというものです。テイスティングコメントは必要ありません。

主要ブドウ品種の特徴については以前お伝えしましたが、これからはこの主要ブドウ品種のみに絞ってテイスティングしましょう。

白ブドウ
シャルドネ
リースリング
ソーヴィニヨン・ブラン
甲州
ゲヴュルツトラミネール
ミュスカデ

黒ブドウ
カベルネ・ソーヴィニヨン
シラー/シラーズ
ピノ・ノワール
マスカットベーリーA
ガメイ

サンジョヴェーゼ
ネッビオーロ

ここ数年の出題を見てください。並んでいるアイテムの多くはこの講座で主要ブドウ品種として取り上げているものです。
時折、2021年のヴィオニエ、2020年のトロンテス、2019年のアリゴテ、2018年のトロンテス・グルナッシュ、2017年度のマルベック、2012年度のジンファンデルというような想定外のブドウ品種が出題されることもありますが、これらを落としてもその他の主要ブドウ品種をしっかり押さえれば全く問題ありません。さらに、マルベックもジンファンデルもブドウ品種の特定まで至らなくとも大まかなタイプ分けさえ間違えなければ、テイスティングコメントでそれなりに得点が稼げます。

さらに、もっと時間のない方、余裕のない方はイタリア品種とガメイ・ミュスカデをひとまず後回しにしましょう。そしてゲヴュルツトラミネールは二次試験直前に一度経験するくらいのイメージで大丈夫です。これらを捨ててもソムリエ呼称においては3アイテム出題されるうちの1〜2アイテム、エキスパート呼称では4アイテム出題されるうちの2アイテムは主要ブドウ品種でカバーされているはずです。→イタリア・ミュスカデなどを捨てる!となれば8品種。

そもそも、ブドウ品種に対する配点はたったの12%なんです。ここはそんなにこだわるところではありません。

この講座はワインがわかるようになること以上にソムリエ試験合格を目指しております。ですから、それほど経験のない方が合格するためにブドウ品種を絞り込むことは合格のために必須だと思っています。これからは対象を広げず、上記主要ブドウ品種を集中してテイスティングしましょう。

特に初心者の方は様々なブドウを経験するよりも特定のブドウ品種の特徴を理解し、目の前のワインが自分の中の基準ものさし)において、どの位置づけなのかを測れるようにならなくてはなりません。→濃いのか、淡いのか、華やかなのか、おだやかなのか、酸が主体なのか、アルコールが強いのかなどの尺度です

この主要品種にしぼっても試験中には思いっきり悩むものなんです(経験者もです)。そして何度もお伝えしていますが、毎年ブドウ品種正解”0”で合格される方がいらっしゃいます。外すつもりで試験に挑むわけではありませんが、”ブドウ品種を当てる”ことだけが重要ではないという証明です。合格するためには、よく知らない、ほとんど出題されないブドウ品種を答えている場合ではありません。

この講座では、二次のテイスティングにおいてブドウ品種を探る際に、上記の主要ブドウ品種から選んでしまう方法で進めます。出題される確率が高い品種を事前にイメージして試験に望むということです。

ブドウ品種の配点が12%しかない中、ブドウ品種を当てるために無理に選択肢を増やし、試験中にあれこれ思い悩み、時間切れになっては元も子もありません。はっきり言って、試験時間は足りないくらいなのですから。→本番はびっくりするぐらい時間が足りなくなると思います。

二次試験まであと何回、何種類テイスティングできるか考えてみてください。一つのブドウ品種ですら10種テイスティングできればかなりのものです。このような状況ですから、試験に出る可能性の低いブドウ品種にかける時間はありません。

 

話を戻しまして、本題です。

どのようにワインを選んでよいのかわからないという方のために、試験対策用ワインの購入についてお話します。

何はともあれ、ワインショップやデパートに出かけてみましょう。ワインに力を入れているお店であれば、有資格者やワインに詳しい店員さんがいるはずです。というより、有資格者がいる店を探す方が良いでしょう。同じ経験をしているので力になってくれる確率が高いです。
相談して主要ブドウ品種から造られた試験対策用ワインを数本選んでもらいましょう。→ソムリエ試験対策のブラインド用でと言えば、お店によっては完全に見えないように包んでくれるところもあると思います。

最初はブドウ品種による違いを感じるために品種の特徴がよく出ているワインを買い求めます。ワイン好きの店員さんなら喜んでいろいろと教えてくれるはずです。
→一本3000円くらいのものがいいと思います。あまりに安いとブドウ品種の特徴を捉えるのに向いてません。

私も受験当時はバッジのついている店員さんがいるお店を探して、相談して購入しておりました。ほとんどの店が、予算内でラベルを隠してブラインド用で用意してくれましたので、大変助かったのを覚えています。

さて、これまでに本当に全くテイスティング対策を行っていない方で、全くどのワインを買えばよくわからない方、一からテイスティングを始める方は「コノスル」が良いかもしれません。→私もここから始めました。
※この記事をブログにアップした8月現在としては物足りません。ですがここまでテイスティングは一切やってこなかったという方は、主要品種だけまとめ買いして最初の1~2週間でひたすら違いを感じてみてください。

検索サイトで【コノスル】と入力してください。コノスルの解説やこのワインを扱っているワインショップが表示されます。もしくは、大手ショッピングサイトの検索欄に同様に【コノスル】でもかまいません。

楽天ではセットでも販売されています。このショップが売り切れでも、他のショップで同様に売られているはずです。

 

コノスルについての詳しい解説は他のサイトに委ねますが、1000円前後の価格帯のワインとしては非常に秀逸です。さらに、最近は広く出回っているようで、ネットであればいつでも簡単に手に入れることができます。

また、エチケットにブドウ品種が書かれているものが多く、さらに上記で紹介したほとんどのブドウ品種を造っています。
試験対策として最初にテイスティングを始める方にはもちろん、デイリーワインとしても存分に楽しめる造り手です。

最初はここからスタートして良いと思います。そして、しばらくして一通り試した後は、次のステップに進みましょう。コノスルは卒業です。以降は同じブドウ品種のいろいろなワインを経験することで、そのブドウ品種の特徴が見えてくるはずです。

※カベルネ・ソーヴィニヨン(フランス)はボルドー左岸のものを選んでください。フランスにカベルネ・ソーヴィニヨン100%というワインはあまり存在しないですし、フランスでカベルネ・ソーヴィニヨンといえばメドックやグラーヴあたりのワインを指します。カベルネ・ソーヴィニヨン100%のフランスワインを探す必要はありません。

 

ところで、皆さんのご自宅にワイングラスはありますか?
以前軽くお伝えしましたが、ワイングラスをお持ちでない方はとりあえず三つそろえましょう。試験対策としては INAO国際規格テイスティンググラス購入を強烈にお勧めします。二次試験当日はこのタイプのグラスが使用されるからです。
まれに別のグラスで最後まで通される方の話を聞きますが、グラスひとつでワインの感じ方は大きく変わってきます。試験と同じグラスに慣れておくことは合格を考えるうえで必須だと考えます。→もちろん他のグラスで練習して合格できないわけではありませんが。

国際規格テイスティンググラス 215ml│食器・カトラリー ワイングラス

楽天でも売ってます。

 

このグラスはおいしく飲むことよりも、特徴を捉えることに向いています。ワインから感じられるさまざまな要素を個別に感じることに適しているという意味です。
→おいしく飲むというのはすべての要素がバランスよく交じり合い心地良い状態になることだと思いますが、その反対です。
ですからこのグラスはある意味美味しく飲む為には適していないとも言えるのですが、それもワインによりけり。個性の少ないディリーワインなどはこのような小さなグラスのほうが美味しく感じることも多いのです。

また、ソムリエナイフをお持ちでない方も購入しましょう。
ヘンケル 4
立派なものである必要はありません。ご自身が使いやすいと感じるものを購入して下さい。有名なシャトーラギオールなど素晴らしいソムリエナイフではありますが、手になじむまでに時間がかかるイメージがあります。→そしてとても硬いです。
写真はヘンケル社のソムリエナイフです。(松岡さんはこのヘンケルを愛用しています。)比較的馴染みやすく使用しやすいようです。
私が使っているのはアスロという日本のメーカーです。さすが日本のメーカーで、こちらも購入後すぐから使いやすいと思います。

ソムリエ呼称を受験の方は、パニエも準備し毎回パニエに入れて抜栓しましょう。せっかくワインを抜栓するのですから、今から慣れておくのにこしたことはありません。


遠藤商事 業務用 ワインバスケット SMZ1196 真鍮・銀メッキ PWIH301

受験当時の私は料理人でしたので、もちろんパニエ抜栓などはしたこともなく、三次試験前に集中的に練習しました。もちろん下手くそで苦労しましたので、皆さんには早めに慣れておくことをおすすめします。

実技までいけば、どんなに下手くそでも合格しますけどね(笑)。→全部ひっくり返したりしなければ…

 

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 牧野 重希






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