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ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2013~ソムリエ呼称編

2020/06/18
 
この記事を書いている人 - WRITER -

毎年誰もが同じように悩み苦しんできました。感じ方は人それぞれだと思いますが、こうして生の声を聞くことで見えてくるものがあると思います。

いかにシンプルに考えられるか、ワインには杓子定規的に”1+1=2”という解答がないことを理解できるか、ここに尽きると思います。



2013年度の二次テイスティングを振り返る~ソムリエ呼称編

2013年のソムリエ呼称のテイスティングです。

出題されたアイテムを確認してみます。

・シャルドネ / オーストラリア / 2010
・リースリング / ドイツ / 2011
・メルロ / フランス / 2009
・マディラ
・グラッパ

白ワインが二つのパターン、出題アイテムに関しては試験的に王道中の王道といった感じでした。

例年、他の呼称よりも簡単だと言われ、一部ネット上では叩かれているソムリエ呼称ですが、2013年も他の呼称に比べ圧倒的に”やさしい”出題となりました。

●シャルドネ オーストラリア 2010
ブドウ品種の正解率が高かったようですが、生産国を悩まれた方が多かったですね。このオーストラリアは新世界のどこかであれば正解のようなものです。皆さんからいただいた報告の中から幾つか紹介したいと思います。

フランス的なコメント
・樽がハッキリしていると言うほどでもなく…
・味わいは濃厚というよりは、さわやかでフレッシュ…
→この二つの意見を多数いただきました。
・香りも味わいもぼんやりしていて…
・スッキリして酸味があり、果実味が少なく、厚みを感じなかったので日本としました。
・酸と果実味のバランスにおいて、酸が勝っていると感じた為、フランスと答えました。
・潮っぽい香りして甲州と間違えました。

一方、新世界を感じるコメント
・シャルドネであることは樽香からすぐにわかりました。新世界にしては酸より果実味を感じフランスを選択
→この文章からのみ考えると、樽香が顕著、酸より果実味ですので、新世界を選ぶべきです。
・意図的につけた樽香のように思えて…
・香りに樽っぽさがガッツリきたので…
・樽が強く、果実味が弱い
→この意見も比較的多く見られました。
・果実味や酸がはっきりしないものの樽だけが主張している…

私の印象ですが、やや造りのゆるい安価なオーストラリアのシャルドネかなという印象です。多くの方がシャルドネをとらえていらっしゃったことは素晴らしいと思います。

興味深いのは樽のニュアンスとワインのタイプをどうとらえるかというところです。結果的には新世界のシャルドネなので、樽をそれなりに感じるのがセオリーですから、樽が強いと書かれた方が正しいのかなと思ってはいますが、約1/3弱の方が樽をそれほど感じないと答えていました。

さらに、酸よりも果実味が特徴のワインだと思われるのですが、爽やかで、フレッシュで、はっきりしないなどという意見が同じく1/3ほどを占めました。

これだけきれいに意見がわかれる事からも特徴の出にくい、どちらかといえば大量生産タイプのシャルドネであろうと想像します。

一つ言えることはフランス産であればいただいた報告の中に”酸”という言葉がもう少し見られるべきとも思うので、やはりどちらかといえば新世界に落ち着くのかなと思います。このワインからオーストラリアをピンポイントで自信を持って当てられる方はほぼいないであろうと思いますが、温暖地域・新世界を想定できれば素晴らしいです。

●リースリング ドイツ 2011
こちらもシャルドネほどではないもののそれなりの正解率でした。ドイツのこのやや甘めのリースリングを飲んだことのある方にはわかりやすかった、知らない方には戸惑う”甘さ”であったかもしれません。

・残糖分を感じる、わかりやすいドイツのリースリングでした。
→経験のある方にはわかりやすいワインだったようです。
・白い花系の華やかな香り、ハーブ香タイプではない。
・甘く、微発泡?を感じた…。
・リースリングとわかってからようやくペトロール香を感じることができました。
・甘さに驚きましたが、リースリングの特徴であるペトロール香をとらえることができたのでわかりました。
・リースリングが頭をよぎりましたが、こんな独特の甘さがあるのか…と。
→この甘い感じはドイツのリースリングの特徴の一つです。全てではなくこのようなタイプもあるということです。
・まさかリースリングとは。ペトロール香をまったく感じませんでした。
・白い花系の香りに軽快さと酸の感じから涼しいところを意識してみました。そこからなんとかリースリングにたどり着きました。

甘さにビックリされた方がそれなりにいらっしゃいました。一昔前は”ドイツのワインは甘い”と揶揄されていたくらいなのですが(マドンナや黒猫のエチケットなどが有名)。ただ、カテゴリー的には甘口ではなく、普通のワイン(この言い方が微妙ですが)のカテゴリーでタイプとして辛口から半甘口くらいという見方が一般的であるように思います。

一方で自信を持ってドイツのリースリングと答えた方がいらっしゃいましたので、ドイツらしいやや甘めのタイプのリースリングだったのでしょう。試験にはこれまでドイツ・リースリングがよく出されてきました。その流れが引き続き2013年もという感じでした。



●メルロ フランス 2009
こちらはわかれました。ただ、多くの方が”フランス”を感じていました。これに尽きると思います。確かにメルロまでたどり着かなかった方が多かったのです。ただ、”フランス”のカベルネ・ソービニヨンやシラーであれば救いはあります。テイスティングコメントがそれなりに似通っているからです。

最も多かった解答はカベルネ・ソービニヨン・仏、続いてシラー・仏、考えようによってはいまいち特徴の捉えずらいメルロと答えるには勇気が必要かもしれません。

一方でピノ、ガメイという方もいらっしゃいました。こちらは大幅な減点になる可能性があります。

・フランスであることはわかりましたが、そこからが進まず、わりにくかったのでメルロを…。
・やさしい感じではあったものの典型的な仏・CSだと思いました。
→カベルネ・ソービニヨンとメルロは似ています。
・獣臭と樽がきつく、シラーか、ネッビオーロか、悩みに悩んで…。
・野性味が感じられないことからシラーを外し、カベルネか…。
・カベルネ・ソービニヨンのようでもありシラーのようでもありメルロのようでもあり…。
・赤果実のニュアンスがよく感じられ、酸も感じる。
・タンニンをあまり感じなかったので新世界のカベルネ・ソービニヨンは無いと思いました。
→カベルネ・ソーヴィニヨンに関して、フランスの方がタンニンを感じる確率が高いと思ます。新世界もしっかりしていますが、果実の凝縮感も強いので、それほど目立たないからです。
・見た目はいかにも濃い凝縮した印象
・派手ではなく落ち着いた味わいからフランス
・メルロにしてはタンニンも酸味も強い
・色が黒みのある赤だったので、紫色から少し熟成を経たものと判断し、2008年カベルネにしました。
・鉛筆の芯、インクの香り、そして後味がチョコ・ヴァニラっぽい感じ
→前者がフランス、後者が新世界のカベルネ・ソービニヨン的なコメントですね。
・なぜか、軽いワインと感じてしまいました。
・試験中に初めてこの土っぽさはイタリアではないと思えました。
・正解を知ってから思い起こせば、やさしいタンニン、黒く濃いのにそれほど重くない味わい、今ならメルロと思えます…。
・フランボワーズ的な赤い果実の香りに、少しジャムっぽさ…
→他の方のコメント見る限り、少し違うような…。
・タンニンはあるような、無いような柔らかさ。爽やかな印象。
→この爽やかさ(漠然としていますが)がミネラルであり、フランスの品につながると私は思います。
・熟成されたイメージの外観と味わいが土っぽい感じで、サンジョベーゼを…。
・味わいのあまりの軽さにガメイを選択してしまいました。
・悩みに悩んでマニュアルにあった”特徴がなく、丸くやわらかければメルロ”に賭けてみました。
・落ち着いた感じに、ハーブっぽさを感じたのでフランスだと思いました。
・カベルネでもメルロでもないと消去法で削除し、シラーに。
・メルロは出ないと勝手に思ってました。
→このコメントがちらほら見受けられました。私も自信がなければカベルネ・ソービニヨンと答えるべきだと思います。

新世界と答えた方も中にはいらっしゃいましたが、概ねフランスに落ち着いていました。素晴らしいです。

いただいた報告を見る限り、ポムロールのメルロではなく、サンテミリオンのカベルネ系が混ざったメルロではないかと想像しています。であれば、コメントがカベルネ・ソーヴィニヨン・仏であってもほとんど問題ないでしょう。

獣臭や野性味に関しては多少わかれましたが、概ねタンニンがそれほど強くないことや”やさしい”、”柔らかい”などメルロらしいコメントが並んでいるようにも思えます。(もちろん、今現在解答がわかっているのでこのように特徴を拾うことができるともいえるのですが)ただ、どのレベルでタンニンが強いと判断するのか、柔らかいというのかという経験が必要なので、ここからメルロを導き出すのは難しいかもしれません。

ですから、メルロは消去法でどうしてもカベルネ・ソーヴィニヨンでもシラー/シラーズでもないときに、よくわかんないけど丸い時にのみ選びましょう。メルロらしさを探すとハマります。→2018年度からメルロは捨てることにしました。

●マディラ
これは知っているかどうかで、簡単にポートとマディラの違いについて。→一度や二度飲んだだけでは難しいかもしれません。

一次試験対策でそれぞれの製法を勉強しました。この二つの一番の違いはマディラは加熱する行程があることです。加熱して酸化させますから独特のマディラ香(ワインの熱劣化をマデリゼといいます)を持ちます。また、ポートとは違った独特のコクのようなものを感じることが多い気がします。ただ、これらをこの言葉だけで説明できるものではなく、やはり口にして経験し感じるしかないと思います。

●グラッパ
こちらはほどほどの正解率でした。ある方からはグラッパは透明とこの講座のどこかで読んだことを思い出しというコメントをいただきこんなところでも貢献できるのはうれしいものだと思いました。

私はフランスにいましたので、マールを飲む機会が圧倒的に多かったのですが、グラッパも大好きです。単純にマールはブランデー的な色合いであることが多く、反対にグラッパは無色透明が基本です。←で熟成させた色付きのグラッパもあります。

2013年度もソムリエ呼称に関してはそれほど波乱もなく、完全に想定内でした。メルロ・フランスがやや難しかったかなといったところでしょうか。

何かございましたらこちらまで
koza★majime2.com 松岡 正浩






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