アルザス<C>「唯一無二の存在と言えるアルザスワイン」
第23回
フランスには村の数だけチーズがあると言われ、世界一の消費量を誇ります。ちょっと違いますが、感覚的には日本人にとってのお漬物のようなものだそうです。
パリにはチーズ屋さんが点在しており、抜群に美味しいチーズ屋さんから残念ながらダメなお店までさまざまというのが松岡さんの談。フランスとはいえ、スーパーのチーズはもっと美味しくないのだそうです。
今日のテーマのアルザスにもMunster<2>というウォッシュタイプのチーズがあり、この地方唯一のAOCチーズになります。
さて、いくつかのタイプに分類されるフランスのチーズの中で、このウォッシュタイプのチーズは香り、いや匂い(臭い)が強いんです。アンモニア臭といいますか田舎の便〇…。その中でもこのMunsterはさらに匂いの強い方に分類されます。とても美味しいので私は好きですが、苦手な人も沢山おられるかと・・・。
もちろんワインも素晴らしく、リースリングをはじめとする代表的なブドウ品種で様々なワインをつくるアルザス。このアルザスについて松岡さんの寄稿した記事が勉強になるので読んでみて下さい。
ある意味、唯一無二の存在と言えるアルザスワイン
繊細な酸と溌剌としたミネラル、そして、しっかりとした果実味の凝縮感。この、ワインにとって最も重要な三つの要素がここまでバランス良く主張するワイン産地を他に知りません。とってもピュアで鮮烈ながら、北の産地らしからぬ力強さを持ち合わせる一方で、どこか寂しげな表情を見せることもあります。
アルザスは地理的にライン川の水運に恵まれ、さらにヴォージュ山脈とシュヴァルツヴァルトを越える街道の交差するところにあり、この利便性ゆえに文化的、経済的に大きく発展してきました。ただ、この地の利を近隣諸国が見逃すわけはなく、幾度となく領有権争いに巻き込まれることになります。ドーテ『最後の授業』の有名な一節、《今日がフランス語での最後の授業です》にもあるようにアルザス地方はある時はドイツ、ある時はフランスと歴史に翻弄された続けた地方でした。アルザスワインの一本芯の通った強さ、特有の個性をアルザスの歴史を紐解くことで見えてこないかと考えることがあります。
紀元前58年からのカエサルのガリア遠征に始まるアルザスワインの歴史。ブドウ栽培はこの時代にローマ人よってもたらされ、しばらくして人々を元気にする飲み物“ワイン”が評判になり、ブドウ栽培地拡大に拍車がかかりました。その後、4世紀から6世紀にかけてのゲルマン民族の大移動によって現在ドイツと呼ばれる国に属することになります。
1648年、三十年戦争の終結とともに初めてアルザスがフランス領となります。とはいえ、パリの都からみればアルザスは全くの辺境です。この時代も文化的にはフランスの影響下にあったとは言い難く、現在のドイツとの関係を強く持った中で独自の文化と言語を継承していくことになります。この三十年戦争によってアルザスが壊滅状態になる17世紀までアルザスワインは最盛期をむかえ、大いなる名声を享受していました。
その後、ビスマルクのプロイセン(ドイツ)にナポレオン三世が敗れ、再びドイツ領になります。ドーテの『最後の授業』はこの時代の話ですが、ここに出てくるフランス語も実はアルザシアンにとっては外国語、彼らの言葉はアルザス語という独自のものでした。さらにアルザスに至っては20世紀になってもなお行ったり来たりの歴史を繰り返すのですが、その中でも変わらず“アルザス”という文化を継承しつつワイン造りが行われ続けます。
第一次世界大戦終了後、アルザスはフランス領となります。この時代になってようやくアルザスに本格的にフランス語が導入され、アルザス文化の駆逐が始まります。さらに第二次世界大戦中はヒトラーのドイツにアッという間に占領され、アルザスからフランス的なものが徹底的に排斥され、今度は純ドイツ化が図られます。
ここまで蹂躙された歴史を持ちながら現在もなおアルザス語を話す人々が生き続けており、また現フランス政府はアルザス語の出版物の発行を認めています。フランスのワイン産地の中で、ここまで歴史に翻弄されつつも独自の文化を守り続けた地方は他にありません。このように荒廃と試練の数百年の後、ブドウ畑の復興が始まります。アルザスのブドウ栽培者たちはかつての名声を取り戻すべく畑に向き合うのでした。
ワインの味わいは気候や土壌によるところが大きいといえます。しかし、このあまりにも力強く個性的なアルザスワインはアルザスを守り通し文化を継承し続けたアルザシアンの魂のワインのように思えます。
明日ではなく、今日少しだけでも頑張りましょう。疲れているのは皆同じです!
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アルザス <C>
【ポイント】
ソムリエ試験的にはそれほど込み入った問題は見られず、アルザスの基本知識や地理を問われます。また、地方色豊かな土地で、郷土料理やチーズとの相性についての出題も見られました。また、アルザスは数字がポイントになります。
目次
A 気候風土
ドイツとライン川を挟み国境を接する地域<1>で、ヴォージュ山脈<1>の東側におおよそ170㎞に渡って畑が連なります。→ボルドーでは川の名前が問われ、ここアルザスでは山の名前が出題されます。
このヴォージュ山脈<1>が西から湿った風を遮るため降雨量が少なく<2>、また海からの影響を受けないため、乾燥し夏暑く、冬は寒い大陸性気候になります。
→地理的には北の産地ですが、山を超えた風がフェーン現象を引き起こし、特に夏は雨が少なくとっても暑くなるので、アルザス独特の凝縮感と酸のワインが生まれます。
白ワインの生産量が9割以上を占めます。また、土壌はモザイクと表現されるように非常に多岐にわたっており、さまざまなブドウが栽培されています。→だから土壌は覚える必要も、気にする必要もございません。
歴史的にドイツ領であった時期もあり、ドイツ文化の名残が随所に見られます。
→ナチスドイツのアルザス占領を除けば、最終的にフランスに戻ったのは第一次世界大戦後の1919年のことです。
B 主要ブドウ品種
Alsace Grand Cruに使用される四つの品種<1>
・Riesling
・Gewurztraminer
・Pinot Gris
・Muscat
→全て白ブドウです。ピノ・ノワールはAOCアルザスで唯一認められている黒ブドウですが、上記には含まれません。また、例外がいくつかあります。後ほど。
C アルザスのAOCとGrand Cru
アルザスのAOC
・AlsaceまたはVin Alsace
白・赤・ロゼ<1>。アルザス全域を包括するAOC。ほとんどが単一品種。
・Edelzwicker
複数の白品種を混醸またはアサンブラージュ<1>←細かいことは必要ありません。この”エーデルツヴィッカー”が白ブドウのブレンドであることがわかればそれで十分です。
・Gentil<1>
こちらも複数品種のアサンブラージュ。高貴品種を50%以上使用。→高貴品種のブレンドによって作られたワインを「ジョンティ」と呼んでいたアルザスの古い伝統を復活させたものです。
・Vendanges Tardives
・Selection de Grains Nobles
甘口ワインのAOC←後述
・Cremant d’Alsace
瓶内二次発酵、Tirage後9ヶ月の熟成義務<1>、白・ロゼ<1>のみが認められています。→フランス国内消費NO.1クレマン<1>です。AOC Cremantはフランス各地にありますが、全て瓶内二次発酵(シャンパーニュ方式)で、赤はありません。また、クレマン・ダルザスはシャルドネの使用が認めてられています。これを面白い!と思えたなら一歩成長です。
ちなみに認定品種は、リースリング、ピノグリ、オーセロワ、ピノ・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールです。<1>
ロレーヌ地方のAOC
・Cotes de Tour:ヴァン・グリ(ロゼ)はそれなりに有名です。
Alsace Grand Cru
51のリューディーがGrand CruのAOCとして認められています。基本は上記4品種のみ使用可。
5つの畑で例外が認められている。→長年3つでしたが2022年5月に2つの例外が追加されました。しかも品種にピノ・ノワールも。
・Altenberg de Bergheim:リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ(ミュスカを除くグランクリュ3品種)を単一または混醸→混醸の時はリースリング主体
・Zotzenberg:リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、シルヴァネール<2>(ミュスカに代わってシルヴァネール)。単一品種のみ。
・Kaefferkopf:単一の場合<2>はリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ(ミュスカが認められない)混醸の時はゲヴュルツ主体<1>
・Hengst と Kirchberg de Barr : リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ、ピノ・ノワール<1>。単一品種のみ。2022年5月に新たに例外として認められたピノ・ノワールについてはAOCアルザスよりも厳しい規定が設けられています。
初認定:Schlossberg(Kientzheim)←1975年
最新:Kaefferkopf(Ammerschwihr)←2007年<1>
最北:SteinKlotz(Marlenheim)
最南:Rangen<1>(Thann)
※カッコ内はそのリューディのある村の名前ですが、覚える必要はありません。
D 甘口ワインの規定
収穫時における糖の含有量規定
Vendanges Tardives → Selection de Grains Nobles
・ゲヴュルツトラミネール
270g/ℓ → 306g/ℓ<3>
・ピノ・グリ
270g/ℓ → 306g/ℓ<4>
・リースリング
244g/ℓ → 276g/ℓ<2>
・ミュスカ
244g/ℓ → 276g/ℓ<2>
→最近出題されていなかったのですが、CBT方式になってからけっこう見かけるようになりました。
・ブドウ品種はGrand Cruに認められている4品種のみ
・収穫は手摘み
・収穫翌年の6月1日まで熟成義務<3>
E アルザスの数字
→なぜかアルザスは数字についての出題が多い気がします。
・生産地域はストラスブールからミュールーズまでの170㎞、幅1.5~3㎞の帯状の斜面。
・AOC栽培面積は約16,000ha弱<1>→フランス主要産地の栽培面積は最後にまとめます。
・アルザス・グランクリュのリューディ(区画)は51。
・Cremant d’Alsace9ヶ月の熟成義務→アルザスに限ったことではなく、クレマンの規定です。
さて、一気に【過去問】まで終わらせてしまいましょう。
ソムリエ試験 過去問
【過去問】
アルザス地方で栽培されている Klevner のシノニムを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。
1. Pinot Noir
2. Pinot Gris
3. Pinot Blanc
4. Gutedel
【解説】
ちょっと難しいですね。この講座ではふれてませんし。ただ、Klevnerに限らず、このシノニムの問題はいつかまとめた方がいいかもしれません。
【過去問】
次のアルザス地方に関する文章の中で正しいものを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. ヴォージュ山脈の西側に広がる産地
2. フランスで最も標高の高い産地
3. フランスで最も降雨量が少ない産地
4. 51 のリュー・ディから約 74% のワインが生産される
【過去問】
Riesling がアルザス地方に植えられた時期として正しいものを 1 つ選び、解答欄にマークしてください。
1. 1世紀末
2. 5世紀末
3. 10 世紀末
4. 15 世紀末
【過去問】
Alsace Grand Cru のリュー・ディ Zotzenberg に使用が認められていないワイン用主要ぶどう品種を 1 つ選んでください。
1. Riesling
2. Gewurztraminer
3. Pinot Blanc
4. Sylvaner
【解説】
よく読んで答えてくださいね。ちょっとひっかけかも。
【過去問】
アルザス地方のぶどう畑が広がる丘陵の山脈を1つ選んで ください。
1. ヴォージュ山脈
2. ピレネー山脈
3. アルプス山脈
4. オーヴェルニュ山脈
【過去問】
アルザス地方のワイン用ぶどう品種で「スパイシーな」という意味をもつワイン用ぶどう品種を1つ選んでください。
1. リースリング
2. ミュスカ・ダルザス
3. ピノ・グリ
4. ゲヴュルツトラミネル
【解説】
この品種の香りをスパイシーというのかどうかは議論の的になるのですが、この話はまたいつか。
【過去問】
アルザス地方で粒選り摘みの貴腐ぶどうのみを使用したワインの表記を1つ選んでください。
1. ヴァンダンジュ・タルディヴ
2. プリチュール・ノーブル
3. セレクション・ド・グラン・ノーブル
4. トロッケンベーレンアウスレーゼ
【過去問】
次の中からアルザス地方にある山脈を1つ選んでください。
1. アペニン山脈
2. ピレネー山脈
3. ヴォージュ山脈
4. アルプス山脈
【過去問】
次のアルザス地方の記述について正しい場合は 1 を、誤っている場合は 2 を選んでください。
「降雨量はフランスで最も少なく年間平均 500 ~ 600mm である」
1. 正
2. 誤
【過去問】
次のアルザス地方のワインに関する記述の中から、正しいものを1つ選んでください。
1. Cremant d’Alsaceはシャンパーニュ方式またはシャルマー方式で造られる。
2. Cremant d’Alsaceはロゼの生産も認められており、Pinot Noirを80%以上使用しなければならない。
3. 最も生産量が多いぶどう品種はRieslingである。
4. A.O.C. Alsaceは赤、ロゼ、白の生産が認められている。
【解説】
近年の教本にはアルザスのブドウ品種別生産量の記載がないので、覚えなくて良いかも。以前の教本には記載があり、間違っていたという指摘もあったようなので。
【過去問】
次の中からアルザス地方の Grand Cru に指定されていないぶどう品種を1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
1. Gewurztraminer
2. Pinot Noir
3. Muscat
4. Riesling
【過去問】
次の文章の( )に該当するものを1~4の中からを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
アルザス地方のぶどう畑はヴォージュ山脈の丘陵にあり、ストラスブールからミュルーズまで約( )、幅1~5km の帯状の斜面に広がっている。
1. 80km
2. 100km
3. 150km
4. 200km
【過去問】
次のフランス A.O.C. チーズの中からGewurztraminer Vendanges Tardives やBiere ambreeなどに相性が良いとされるウォッシュタイプ・チーズを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
1. Chaource
2. Mont d’Or
3. Munster
4. Rocamadour
【過去問】
アルザス地方のワイン産地はヴォージュ山脈の丘陵にあり南北に約100km 、幅1~5kmの帯状の斜面に広がっていますが、次の1-4の中から A.O.C の栽培面積として正しいものを1つ選び、解答用紙の解答欄にマークしてください。
1. 約 10,000
2. 約 15,000
3. 約 20,000
4. 約 25,000
今回は、CBT想定問題も続けます。
CBT想定問題
↓想定問題の回では毎回同じ記述を添えております。ご存知の方は読み飛ばして下さい。
※これらの問題は2022年以前に受験された方々からいただいた出題情報をもとに、私が手直したものです。CBTという特性上、全く同じ問題という確証は取れませんので<想定問題>とさせていただきました。出題頻度が高いと予想される問題は複数回登場していますが、そこも確認だと思って目を通してみてください。また、先に進むほど最新の出題を意識したものになっております。
実際の試験では選択肢方式ですが、問題量も多いのですべてにはつけておりません。また各回の過去問と同じく解答はつけておりませんが、提供された情報から実際の試験で何を問う問題だったのかがわかっている問題は解答をつけました。
【答】マークの右横を選択、もしくはタップや長押し(スマホ・タブレットの方)をしていただくと解答が見れるように同系色の文字で記載してあります。「何が問われたか」という部分で参考にしてください。
【問題】
・Selection de Grains Noblesにおけるリースリングおよびミュスカの果汁糖度は?
・Cremant d’Alsaceのワインのタイプ(生産可能色・甘辛・泡)を選べ。
・アルザスにおいて、ミュスカの代わりにシルヴァネールが認められているGrand Cruは?
・Vendanges Tardivesにおけるピノ・グリの果汁糖度は?
・AOC Alsace Grand Cruにおいて認められているブドウ品種の組み合わせとして正しいものを選べ。
・アルザス地方の説明として正しいものを選べ。
【答】 木骨組み漆喰固めの家が連なり、シュークルトやベックオフ、タルト・フランベなど食文化もドイツの影響が濃い。
・アルザスにおけるAOCの栽培面積は?
・アルザスにおいて、最も南にあるGrand Cruは?
・Vendanges Tardivesにおけるゲヴュルツトラミネールの果汁糖度は?
・アルザスにおいて、2007年に認定された最も新しい51番目のGrand Cruは?
・Kaefferkopfにおいて、単一で醸造が認められているブドウ品種を選べ。
・アルザスの気候に関する説明として正しいものを選べ。
・アルザスの西側に位置する山脈は?
・アルザス地方のチーズを選べ。
【答】 マンステール
・Cremant d’Alsaceの最低瓶内熟成期間は?
・Vendanges Tardivesにおけるピノ・グリの果汁糖度は?
・Cremant d’Alsaceの説明として正しいものを選べ。
【答】 フランス国内で消費されるクレマンの第一位を誇る。
・Edelzwickerの説明として正しいものを選べ。
・AOC Alsaceのワインのタイプ(生産可能色・甘辛・泡)を選べ。
・アルザスにおいて、西からの風を遮る山脈は?
・Grand Cru Kaefferkapfにおいてアッサンブラージュする場合の主要品種は?
・Vendanges Tardivesの熟成規定として、少なくともいつまで熟成させなければならないか?
・Vendanges Tardivesにおけるゲヴュルツトラミネールとピノグリの果汁糖度は?
・Vendanges Tardivesのワインは、少なくともいつまで熟成させなければならないか?
・「ストラスブールやコルマールなどの旧市街には、木骨組み漆喰固めの家が今も連なり、シュークルートやベックオフ、タルト・フランベなどの食文化も多分にドイツ的である。」この説明に該当するワイン産地は?→教本の「文化」の部分は、軽く目を通しておくと得点につながるかもしれません。
・Grand Cru Kaefferkapfにおいて使用が認められているブドウ品種を選べ。
・フランスのなかで、隣国ドイツに隣接するワイン産地を選べ。
・「ストラスブールやコルマールなどの旧市街には、木骨組み漆喰固めの家が今も連なり、シュークルートやベックオフ、タルト・フランベなどの食文化も多分にドイツ的である。」この説明に該当するワイン産地は?
・Selection de Grains Noblesにおけるリースリングおよびミュスカの果汁糖度は?
・Grand Cru Zotzenbergにおいて使用が認められているブドウ品種を選べ。
・Vendanges Tardivesにおけるゲヴュルツトラミネールとピノグリの果汁糖度は?
・アルザス地方にて、西からの湿った風を遮断し、少ない降雨量に影響を与えている山脈は?
・Selection de Grains Noblesの熟成規定として、少なくともいつまで熟成させなければならないか?
・Alsace Grand CruのKirchberg de Barrにて例外的に認められている品種を選べ。
・Grand Cru Kaefferkapfにおいて使用が認められているブドウ品種を選べ。
・Vendanges Tardivesにおけるリースリングおよびミュスカの果汁糖度は?
・Alsace Grand Cruにおいて、シルヴァネールの使用が可能な畑は?
・(Pinot Noir、Charddonnay、Meunier、Pinot Blanc)の中で、Cremant d’Alsaceの認定品種品種ではないブドウ品種はどれか?
・Gentilはどこの地方のワインか?
アルザスはたったこれだけです。ここはいけそうな感じですよね(?)。
次回はあまりなじみのない地域ですがジュラ・サヴォワ地方に進みます。
何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希