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ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2017~ソムリエ呼称編 2

2024/05/14
 
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※表紙は「アブサンを飲む女」:パブロ・ピカソ




ソムリエ試験二次、テイスティングの受験報告2017~ソムリエ呼称編 2

2017年度ソムリエ呼称出題アイテム
・甲州 2016 日本
・カベルネ・ソーヴィニヨン 2014 オーストラリア
・サンジョヴェーゼ 2014 イタリア
・オー・ド・ヴィ・ド・キルッシュ
・ドランブイ

完全に独学で、職場にソムリエもいない環境でもここまで挫けずにやってこれたのは”こーざ”のおかげだと思います。ありがとうございました。

試験が終わるとスクール生達はみんなで集まってとても賑やかに話をしていました。独学受験者達はこの孤独感とも戦わなければならないんだなと改めて感じました。

東京会場、新宿京王プラザホテル、錦の間での受験でした。

11:00ほぼジャストに扉が開き、1番に入場しました。少しでも長い時間ワインを見ていたいと思ったからです。
会場は暗すぎず明るすぎず、白色蛍光の色でしたので飲料の色には影響はなかったと思います。

私は一番前方の左の席でしたが、会場が寒過ぎました。天井が低く、エアコンの吹き出し口が私の真上でしたので、この風がテイスティングに影響しないのかと不安になりました。(私も宴会場勤務ですが、あの寒さは勤め先での感覚だと最低温度で風速最大でした)

飲料は左から白・赤・赤とリキュール2種でした。グラスはどれも曇っておらず、冷えすぎていないなと一安心でした。

オリエンテーションはソムリエ協会の女性でしたが、原稿があるにも関わらずたどたどしい案内で、間違ったアナウンスをすると「あ、間違っちゃった」とその声もマイクがバッチリ拾っていて、厳正にやるなら協会側もこのあたりまでしっかり考えて欲しいと思いました。

コメント用紙は昨年度とほとんど変わっていないように感じました。

白ワイン1
ほとんど色のない、薄い、淡い、グリ系か?という色調でした。最初に選択肢のブドウ品種を確認し、答えられないものを省き、この段階でシャルドネ、リースリング、ソーヴィニョンブラン、甲州に限定しました。

外観を眺め、第一香をとり、第二香をとり、口に運びました。外観、香り、味わい、トータルのイメージで甲州でした。早々に決めつけて暗記しているコメントをマークしました。

しかし、練習ではスタートしてから1つ目のワインのコメントを埋めるまで6分で出来ていたものがここで10分消費、ちょっと焦ります。

赤ワイン
どちらも色が濃く、香り、味わいに違いはあれど、私にはその明確な違いが判別できませんでした。
それでも赤2と比べて少し薄く紫がかった赤3から取り掛かることにするのですが、この段階で赤2はフランス、カベルネ・ソービニヨン、赤3は日本・メルロとあたりをつけての勝負でした。(選択肢から私が経験していないものを消して、残ったものがピノ、シラー、カベルネ、メルロでした)

本来であれば、それぞれのワインとしっかり向き合うべきですが、白1で10分もかかってしまったことで、間に合わないという事だけは避けたいと思ったからです。

大急ぎで暗記したコメントで埋め、香りの数など指定数に足りない部分は自分の感じたものを選びました。

リキュール5
リキュール2種、4番目は無色、5番目は琥珀色でした。
5番は注いだ際にグラス内にはねたであろう液体が垂れる事なくべったりとグラスに張り付いていました。オリエンテーションの段階で、これはかなり糖度の高いものだと確認していました。そして、飲んでみると蜂蜜の味。実際に飲んだことはないのですがドランブイを選択。

リキュール4
4番の無色透明な方は選択肢に
ソバ焼酎、オードヴィーなんとか、マラスキーノ、ホワイトラム(リキュールは4択でした)。
私が排除できたのはソバ焼酎だけでした。リキュールは全くと言った良いほど無視していたのです。フルーツ由来な香りを感じた事と、あとは名前がなんとなくこの飲み物についていそうという感覚でオードヴィーを選びました。時間いっぱい、ざっとコメント数を確認して試験が終わりました。

ワインの、お酒のプロになるのだから正直これくらい難しくて狭き門でも仕方ないと思いました。白ワインが2種でたら良いな、なんて思っているような時点で、私にはその資格はなかったように感じました。

あまり期待は出来ませんが、人生の中で一番勉強したことは間違いありません。これも”こーざ”のおかげです。本当に力をもらいました。ありがとうございました!

追伸  サイドテーブルにウォーターピッチャーがありましたので、おそらく手をあげれば水はお代わりできたのだと思います。

ありがとうございました。必勝マニュアルがなければあの短い時間内にテイスティングコメントを書ききれなかったと思います。



岡山会場
二次試験のグランヴィア岡山へ行ってみるとソムリエ呼称受験者は全部で13名。少ない!やはり一次試験難しかったですよね。

会場は想像していたほど寒くはなかったです。3Fのお部屋でしたが、長机が2列に4台ずつ用意され1台に2名着席。案内通り進むと、前から順番に受験番号が机に貼ってありました。

しかし!
オリエンテーション中に指示があり、緑の用紙を取り出すと、論述の解答用紙が見えました。そして、なんと印字された受験番号が違っています。

気づいてすぐに手を上げたら「まだ用紙を出さないでください!」と言われ。まだ出してないのに(;_;) 質問タイムに質問しなかったからいけなかったの?でもこんな大事なこと、私は待っていられませんよ。

受験番号が違っていることを伝えると、私より前の受験者全員が違っていました。私は一番前の机の方と間違えられていたので、解答用紙を前から配り、その後、折り返して置いて行ったんでしょう。2列目もそうでした。いや~な感じで二次試験が始まります。

オリエンテーション時にこのような事があり、落ち着かない気持ちでいましたが、あ、そうだ、外観!と我に帰り目の前のグラスをガン見。

うわー。リキュール類はなんだろう。透明と黄色。
白ワイン、色うす~。赤ワイン2つ、似てるなー。あとでじっくり見よう。

ようやく始めてくださいとの合図。

白ワイン1
薄い。粘性も弱く、先日飲んだジェイコブスクリークのリースリングみたいなシルバーっぽいような色。選択肢にシルバーはないけど。ささっと香りをとると、めっちゃ吟醸香~。甲州で間違いないでしょう。吟醸香も選択肢にないけど。
それ以外、控え目なためそれほど選択肢を埋められないで悩むというシンプルさの甲州。味わいは酸と苦みが少し、しかし、これと言って突出していない。フラット。
→完璧です。

赤ワイン2
外観は濃いめ。黒系ガーネット。ちょっと冒険で”落ち着いた”を選びたい気持ちにかられマーク。粘性”やや強い””若く””熟した”的な外観。
香りはいきなりメントール!あ、選択肢にローリエ。これかな?第一印象でアメリカCSと決めてしまう。(あとであれがユーカリだったのかもと初めて気が付きました)少しだけ甘い香り。
樽のニュアンスといいもうCSとしか考えられない、けどカリフォルニアにしては甘い香りが少し足りない…。こういうのもあるのかな、とひとまずアメリカのCSに決定し味わいを後回しで赤3へ。

赤ワイン3
赤2と似たような外観だと思っていたのだけど、グラスを傾けてみると、おおっ、透き通ってるし字が透けて読める。赤2より少し明るくて綺麗な感じ。
香りは、納豆???変な香り。牛小屋?葉巻?土?赤2よりも複雑性や繊細さがあったように感じ、フランスのシラーかな?と第一印象。ニューワールドの太さを感じいないので、先に赤2からテイスティング開始、一通り目の前のワインを感じつつシラーよりのコメントで進めていく。

赤1に戻り、味わってみる。甘味がやはり足りてない気がするけど、こういうのもあるのかな。チリとかの産地を冒険する勇気がなく(;´∀`)やはり米CSで決定。

赤2に戻る。ん??昨日予想して飲んだサンジョヴェーゼに似てる気がする?似てるな。そうだとしたら嬉しいからサンジョヴェーゼにしよう。

ここで10分前コール( ゚Д゚)コメントはもう直さず、産地品種のみ変更。そうだと思うともうサンジョヴェーゼにしか思えないこの酸味と後味の少し苦みと。あ~おいしい(笑)

さあ、時間がない!

リキュール1
透明。選択肢の中ではキルシュだろうと思って飲んだのに、なんだか香ばしい。キルシュじゃなくて、なんだ麦か…にしてはきついと思いつつ。

リキュール2
黄色だったのでドランブイを外す(私の知ってるのは茶色かったのです)
イエーガーマイスター?と思って飲んでみると、薬草ぅ~。ウンダーベルクはまさかあの小瓶からてきてき入れないよね(笑)。もうこれでいいやのイエーガーでしたがまさかのドランブイ。
3分前コールもあり、一通り確認をしてテイスティングを終了しました。
→完璧です。素晴らしい。

【試験開始まで】
京都会場で受験。会場は広く、照明は適度な明るさ。ただ空調は若干きつく、上着を持ってきておいて正解でした。

座席に並んでいたのは、色の薄い白1つ、色の濃い赤2つ、透明なリキュールとトパーズ色のリキュール。赤2つを見た瞬間「うわぁ‥」と。赤(しかも色調の濃い系)が苦手な私としては「厳しい戦いになるな…」と覚悟。

席について開始まではひたすら目の前のワインを観察。

白1は色調・ディスクともに薄いことから、甲州・ミュスカデ・仏SB・独Riのどれかだろうと予想。

赤2つは似たような色調。色調は濃いが”非常に濃い”とまではいかず。ディスクもそこまで厚くなく「冷涼産地かな‥?」という印象。エッジの色は紫で、やや赤みがかったような感じ…ですが何とも言えない微妙な色あい。
さすがに主要品種2つは出ないだろうと思い、どちらかはCS or Sy、もう一つはそれ以外(Me、Ne、Sa、Te)のどれかと予想して開始のコールを待つ。

開始3分前からは精神統一すべく、目を閉じて深呼吸…。
→この段階でもう大丈夫だったであろうなと思えます。笑

【白ワイン1】私の解答:甲州・日本 2016→正解:甲州・日本 2014
香りを取った瞬間、甲州の特徴を取れたので、これは自信を持って甲州のコメントを解答。私は甲州を「豆乳の香り」で覚えています。まるくトロっとした甘さを帯びた香りというか…湯葉の薄膜を張ったような…というか。「丁子」よりは、すこし甘い靄のかかった印象の果実味を感じたら甲州、と私は判断しています。
→こちらのコメントは非常に興味深く、このように感じる方もいらっしゃると思います。

【赤ワイン2】私の解答:カベルネ・ソーヴィニヨン・フランス2013→ 正解:カベルネ・ソーヴィニヨン・オーストラリア 2014
粘性は「やや強い」?香りの第一印象は情報量の多い複雑味のある香り。その後、CSの特徴である「青ピーマン(の芯)」の香りをとらえたので、CSは確定。

あとは旧世界か新世界か…。色調や樽香のなさから、少なくともアメリカではないと判断。となるとフランス。口に含んでも、バランスのとれた果実味・複雑味と、強めのタンニン。やはりアメリカではなく、フランスか。

今思い返せば、フランスCSに比べて複雑味がなく、酸味が穏やかで果実味・甘みがあった気もします…。でも、私の引き出しでは答えられず、フランスCSのコメントで解答。

残り20分。いいペース。

【赤ワイン3】私の解答:メルロ・フランス2013→ 正解:サンジョヴェーゼ・イタリア 2014
こちらも粘性は「やや強い」くらい。香りの第一印象は「香りがしない…」。果実味はほんのり感じられますが、赤2のCSに比べて穏やか。

樽香もあまり感じず、鼻を突っ込んで香りを取りますが、これといった特徴をとらえられず…。予想通り、苦手としているMe、Ne、Sa、Teのどれかだと判断。樽香のなさと色調からNe、Teではないと予想し、Me、Saに絞る。

口に含んだ印象で、まず強めの酸味とほどほどのタンニンを感じる。その後にまろやかな果実味。
→ここまで完璧。

うーん、わからない。問題はこの酸味。「メルロってこんな酸味したっけ…?」と思いましたが、たまたま試験直前に飲んだチリのMeが似たような印象だったこともありMeに決めてコメントを取る…。

ここは正直確信は持てず、かといってSaを選ぶ自信もなく。今思えばこの酸味でSaを疑うべきでしたが、そこまで思いが至らず…。マニュアルにはSaは「薬品っぽい香り」と書いてありましたが、私は最後までこれが分からず、目の前のワインからも薬品やゴムといった印象を感じなかったので、「何か判断できなかったらメルロ」との言葉に従い、消去法でMeを選択。「酸味の強いメルロ」といったコメントで解答。
→惜しいですね。メルロは酸味を特徴として感じることはあんまりありません。でも、二択までもって行けたことは素晴らしいですし、このワインの印象は忘れないでしょうから、引き続きサンジョベーゼにも挑戦してみてください。とはいえ、全く問題なく二次突破です。

ワイン③で予想以上に手間取り、残り5分。時間がない!

【リキュール①】オー・ド・ヴィー・ド・キルシュ
【リキュール②】ドランブイ
こちらは前日に大阪のフリーテイスティングで飲んでいたので、瞬時で判断!一発解答!よかった。

最後の3分ほどでワイン③を再びテイスティング。しかしなんとも捉えづらい感じで確信が持てず…メルロのままで解答。

ここでタイムアップ。休む間もなく論述へ。問題を見た瞬間愕然。

中略

【総括・反省点】
結果として2品種・1生産国が正解。ですが、品種を当てることが全てではないとのお言葉通り、目の前のワインを的確に分類して、それに沿ったコメントは取れたかと思います。ただイタリア品種はセミナー+1回しか飲んでいなかったので、もう1回くらい飲んでおけば…と後悔。

今年はエキスパート呼称でマルベックが出たようですし、今後はマニュアルの品種は最低限、できればその他のマイナー品種も一回くらいは飲んでおかないといけないのかな、と思います。
→私はそうは思いません。現状の二次試験であれば、まだマルベックもシュナン・ブランも一切必要ないはずです。実際にエキスパート呼称の方からも報告をいただいておりますが、ほとんど誰もマルベックと答えることができませんでした。それでも、皆合格されています。

もちろん、いろいろなブドウ品種を的確に分類できることができれば理想です。ただ、そうなるとこの二次試験が一気に難しくなり、数ヶ月の経験で取得できる資格ではなくなります。

主要数品種だけでも皆さん、これだけ悩み苦労されるんです。ここにさらにブドウ品種が加われば、混乱は必至です。ブドウ品種を当てる必要もないわけですし。ですから、自信のある方はどんどん経験してパーフェクト目指せば良いのですが、なんとか合格することを目指しているこの講座では、来年もマルベック等は一切無視して進めます。

とにかく手を広げず、シンプルに!が合格への最短距離です。

ともあれ今の自分の実力でできることは、全て発揮できたと思います。あとは神頼み。→頼む必要がありません(笑)。

【最後に】
結果はどうであれ、まずは筆記・テイスティング試験を無事終えたことにほっとしています。

半年前はワイン自体ほとんど飲んだことすらなかった私が、この半年間、独学ながらも必死で勉強してここまで来れたのは、日々のブログで綴られる、”こーざ”の熱い励ましの言葉が背中を押してくれたからに他なりません。本当にありがとうございました。

まだ二次試験の結果発表、合格していれば三次試験を残していますが、今こうして広大なるワインの世界の入り口に立てたことに非常に嬉しく思います。ここをスタート地点に、これからもっともっとワインの世界を掘り下げていきたいと思います。
→ともに進みましょう。果てしのない道を。



二次試験を終えましたので(不安でしかありませんが)ご報告させていただきます。

大阪会場

会場のホテルに40分前に到着。すでに到着していた受験者達がそれぞれノートやファイルを開き最後の確認を行っていました。自分の席を確認すると、ど真ん中の前から2番目で少し緊張が高まります。会場入りすると全てのアイテムがそろっていて、やはりしっかりと冷房がきいていました。

マイルールとして、

白ワインはシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースリングの3種(もしかしたら甲州)から、
赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー(ズ)、ピノ・ノワールの3種と、明らかにこの三種ではない場合のみ、マスカット・ベーリーA、メルロ、ネッビオーロを検討すると決めて挑みました。

まず、オリエンテーションの間に外観を眺めます。
白1は淡い印象でこの時点では何とも言えない感じ。赤は両方とも濃い。ピノ・ノワールはないかな。そして、赤1の方がかなり濃いので新世界かな?

試験開始。

まず、全てのアイテムの香りを取ってみました。
白は…?何とも言えない香り。ただソーヴィニョン・ブランの青い香りとシャルドネのしっかりした樽の香りがない事はわかりました。

赤1は黒果実と特徴的な香りがしっかりと出ていて、すぐにボリューム感のあるカベルネ・ソーヴィニヨンだと思いました。
赤2も赤1程ではないものの、しっかりとした香りと黒果実系の印象でした。

では、改めて白ワイン1から。
口に含んでも香りの印象と同様にソーヴィニョンブランの青さもシャルドネの樽の感じもありません。シャブリとも違う。ここまでは、はっきりとわかりました。
となると、私に残されたのはリースリングしかない。私はリースリングが少し苦手でペトロール香がわからずいつも消去法で選ぶ形でした。(甲州は私の中で、もしかしたらの選択肢だったのですっかり頭から抜けていました…)
新世界系の果実の豊かさもない。フランスの華やかさとも違う気がする。このスッキリ目の味わいはあまり飲んでないけど残糖ナシのドイツ??と軽めのリースリングで考えるが、違和感を捨てきれず何度も確認するうちにワインがどんどん減っていくのでそのままマニュアルに添って解答。
香りの印象で“しっかり”等を選んでしまった事が気になる…。
私の解答:ドイツ リースリング
正解:日本 甲州

続いて、色が少し薄い赤ワイン3
味わいは、甘みとアルコール感をしっかり感じるものの新世界程ではないかな?酸味もまあしっかりした印象。赤2がおそらくカベルネ・ソーヴィニヨンなので赤3はシラーかな?新世界ではないのでフランスだろうけど、何だか違和感。
見直しの時に香りを確認するとヴァニラ香が…。フランスのシラーにこんな甘いヴァニラ香あったかな??と思いつつも他の品種を選ぶ勇気はないのでそのままマニュアルに添って解答。
私の解答:フランス シラー
正解:イタリア サンジョベーゼ

試験対策でサンジョベーゼは1度もテイスティングしていなかったので全く頭に浮かびませんでした。涙)

そして、赤ワイン2
香りと同様に味わいにもしっかりした果実味とアルコール感を感じます。そして、力強いタンニン!新世界のカベルネ・ソーヴィニヨンだ!でも、アメリカのボリューム、果実の凝縮した甘み、さらに樽をそれほど感じなかったので新世界ですが、違う国を選びました。
私の解答:チリ  カベルネ・ソーヴィニヨン
正解:オーストラリア  カベルネ・ソーヴィニヨン

ヴィンテージは2013と2014を適当に選んだので忘れましたが、赤のどちらかが当たっていればラッキーといった感じです。
→白1と赤3のブドウ品種は外していますが、全体的にワインを感じるところのコメントはほぼ完璧。素晴らしいテイスティングだと思います。

その他のお酒ですが、ウイスキー・ブランデー・シェリー・ポート・マデラ辺りを重点的に勉強しましたが、香りを取った瞬間に違う…(困惑)。選択肢を見ても1度資料で確認した程度のお酒が並びさらに困惑。なんとか消去法で2択くらいまで絞って答えたのですがダメでした。(涙)
後々考えると、琥珀色のはドランブイだった!!と思ったのですが本番では出てきませんでした…。

最後は10分程見直しの時間が取れ、解答数が間違っていないかチェックして、軽く内容も確認して終了しました。

試験中はスタッフの方が定期的にお水を回っていたので、お水が空になる心配はなさそうでした。

試験後、ソムリエ協会HPで出題品種を確認するとカベルネ・ソーヴィニヨンしか合っていない…(涙)!!そして、ワインエキスパートの出題アイテムも確認しましたが、赤・白主要3品種があまり出ていない事に驚きました…。

試験を終えて

香りの選択で果実花から8種・香辛料から6種を選ぶのはやはり大変でした。必勝マニュアルなくしてこの試験を制限時間内に終えるのは難しすぎます!
必勝マニュアルと講座に感謝し、結果発表を待ちたいと思います。
本当にありがとうございます。
→こちらの方も二次を突破されました。

この度は一次試験対策から大変お世話になりました。1月から欠かす事なく読ませて頂いておりました。
”こーざ”のブログに出会っていなければ独学でここまで頑張る事はできなかっただろうと思っています。7月に参加させて頂いた基本テイスティングセミナーでは自分のレベルの低さに愕然とし、”こんな私がソムリエ試験を受けてもいいのだろうか…”と悩みましたが、ここまで来たのだから精一杯頑張ろうと奮起して二次試験日を迎えました。

さて、この二次試験で私はありえない失敗をしてしまいました。こんな間抜けな奴がいるのか…、と呆れ怒られてしまうかもしれません…。本当に恥ずかしいのですが、報告させて頂きます。

まず、絶対焦ると思ったので、自分が飲んだ事のないブドウ品種は一切考えない、一つのワインにかける時間は10分(できれば8分)、ヴィンテージは白ワインは2015、赤ワインは2013か2014にする、等決めて挑みました。

会場に入ってから試験開始まで約10分程ありましたので、じっくり外観をチェックしました。

白ワインは色合いが淡く、ディスクも薄めに感じたので冷涼な地域かな?
赤ワインは2つとも濃く、どちらかといえば黒系寄りだと判断しました。

白ワイン1
私の解答:日本 甲州 2015
正解:日本 甲州 2016

まず外観から、特に粘性を見ました。あまり強くはない。
次に香りです。何度かしっかり取ろうと試みましたが、イマイチ特徴的な香りがわかりません。いつもリースリングならハチミツのような香りとペトロール香、ソーヴィニヨン・ブランなら緑の野菜っぽい感じとグレープフルーツの香りを感じていたので、どちらでもないと思いました。
シャルドネか甲州か決めかねて、既に数分が経っていたので悩みつつもシャルドネ寄りにコメントを埋めました。→だからシャルドネは樽ですって。

そして赤2、3、リキュールへと進んだのですが、何とも腑に落ちない感じが…。最後に気になってもう一度白1の香りを取ると、日本酒の様な香りが!これは甲州だ!と思いコメントを手直ししました。この時、終了5分前くらいでしたので焦りました。

赤ワイン2
私の解答 フランス カベルネ・ソーヴィニヨン 2014
正解 オーストラリア カベルネ・ソーヴィニヨン 2014

粘性が強めで、香りもしっかり系。黒い濃いベリー系と木の香り、ピーマンのような、葉っぱのような緑っぽい香りを少し感じました。
味わいにきてタンニンを強く感じたのでカベルネ・ソーヴィニヨン決定。

なぜフランスにしたかと言うと、数日前に飲んだアメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンはもっと厚く、甘さも感じたので、これとは違うと思ってしまいました…。
→自分の知っている(経験してきた)ワインとは違うから他を選ぶという考え方は失敗することが多いです。どのレベルの強さであれば新世界なのかというところで見極めなければなりません。せっかく、粘性強め、強いタンニンを感じているのですから。まぁ、合否的には全く問題ありません。

微妙だけど、とりあえずフランスという事にして赤2へ。

赤ワイン3
私の解答  フランス カベルネ・ソーヴィニヨン 2013
正解 イタリア サンジョヴェーゼ 2014
(赤2と同じですが、狙った訳ではないのです…)

ここで私の大失敗が続出するのです…。

色合いはやはり黒く濃いめに感じました。赤2と両方グラスを傾けて色合いを見たのですが、比べると少し赤いかな?くらいで、明るい色調ではないなと判断しました。

香りは赤2ほど濃くないけれど、どちらかといえば黒系ベリーの香りを感じる。でも濃縮されてる感じではなかったので新世界ではないであろうと。

味わいでは酸味と、これまた強いタンニンがあると感じ”結構渋い?!こっちがカベルネ・ソーヴィニヨンだったの??”とパニックになってしまいました…。
渋味が強いと言えば他にはネッビオーロかな?と思いましたが選択肢にはなかったような…。迷いに迷ってこちらをカベルネ・ソーヴィニヨンという事にしました
→酸味を感じていますからね。

しかし、赤1も同じ解答のまま…。

そしてリキュールへ。

リキュール4
香りから麦焼酎とラムではないと思い、キルシュかマラスキーノかで迷いましたが、(どっちもさくらんぼじゃんと焦りました!)キルシュを選択しました。

リキュール5
ベネデクティンかドランブイかで迷い、味わいで甘さを感じて、確かドランブイはハチミツとウイスキーだったなと思いドランブイを選択しました。

終了時間まで少しあったのですが、白1をギリギリで訂正した事で安心したのか放心してしまい、赤1と赤2が同じ解答になっているのにそのままにしてしまいました…。
赤ワインに関してはコメント数が果実、花、植物から8個とあり数の多さでも焦りがありました。

さて、論述試験も終わり、余ったワインを紙コップにまとめて下さいとアナウンスがありました。その時に確認のため全てのワインの香りをもう一度取りました。

と、その時です。赤ワイン3からシソっぽい香りが…。

しまった、サンジョヴェーゼだったんだ‼気付いたところで時既に遅し…。ガッカリしながら会場を出ました。本当に色んな意味で間抜けすぎて恥ずかしい限りです…。結果が発表されるまで毎日落ち着きません…。
目の前のワインの特徴をとらえる事が全然出来ていないなと反省しております。

もしダメでも、これが今の私の実力なのでまた来年、改めて挑みたいなと思っております!
→いや、しっかりとワインの特徴を捉えられていると思います。間違いなく合格です。

”こーざ”の言葉に大変励まされました。
そして、前よりももっともっとワインが大好きになりました!
本当にありがとうございました!

〜〜〜

後日、ソムリエ呼称合格発表後に改めてご報告をいただきました。

二次試験で赤2つとも、フランス、カベルネソーヴィニヨンと解答した者です…。
昨日三次試験の結果を確認しましたところ合格しておりました!

独学でここまで辿り着く事ができたのは、”こーざ”に出会えたからです。7月に参加させて頂いた青砥でのテイスティングセミナーでもお世話になりました。あの時は全くわからない自分が情けなくて大変落ち込みましたが、諦めずに続けてこられて良かったです。

挫けそうになる時もありましたが、”こーざ”にいつも励まされていました。本当にありがとうございました。

”こーざ”のお陰でワインへの興味が前よりも増して、最近ワインの勉強をしている時間がとても楽しいです!
→ほら、ちゃんと合格されましたよ。この方は狙って答えたわけではないのですが、どちらもそれぞれ感じたことから同じブドウ品種を解答されました。そもそも今年もブドウ品種正解ゼロで二次試験をパスされる方がいるんですから。



直前セミナー東京に参加させていただいた●●です。

試験会場は京王プラザでした。

落ち着かないので早めに家を出る。9時50分、試験会場の京王プラザに到着。まず試験会場を確認。扉は開いていない。四席しかないソファに座れた。

四人の内、必勝マニュアルを見ている人が自分も含めて三人、みんな頼りにしてるんだな。

10時30分過ぎにアナウンスが。試験中は手洗いに行けない、入室前に携帯電話、通信端末の電源を切るように。

開場10分前。いそいそとトイレを済ませ、試験会場が開くのを待つ。中は全く見えない。

ドアが開きました。

もうすでにテイスティングアイテムがならんでいる。結露はしていない。室内温度は20度から22度くらい。長袖を着ていてよかった。

外観
白①はほんのり灰色がかった感じ。
赤②と赤③は色が濃い。
④は無色透明。
⑤はウイスキーの色合い。

さて、
白①は甲州だろう やはり出たな。
赤②と赤③はカベルネかシラーじゃないかな。
④⑤はわからない。
ギリギリまで資料に目を通す人も何人かいた。

11時10分になると配られている封筒から注意書きを出して読むように指示が出る。続いてマークシートとテイスティング用語選択用紙を出すようにと。この時、厚紙の下敷きも出すように言われたようだが、よく聞き取れず、出さないまま。試験終了後に見回すと周りの何人かは下敷きを使ってなかった。

試験開始の合図まで選択肢を見ることができる。甲州がある。間違いない。

試験開始。
まず白ワイン①から。粘性はない。外観から予想通り甲州のイメージ。
次に香りに移る。あれっ、フレッシュなフルーツ感、柑橘の香り…がほんのりと。先日、自宅でティスティングしたミュスカデによく似た要素がある。まさか、出る出ると思わせておいてフェイントか。味わいは、あれっ、また甲州らしくない。半分疑問を持ちつつフランス、ミュスカデ、2015と解答する。

時計を見ると10分を要している。これは時間がかかり過ぎ。赤ワインへ。

赤ワイン②赤ワイン③のグラスを傾け色調を比較する。
赤②は紫がかったガーネット、若いか?
赤③はエッジが赤い。赤系の品種?または熟成しているのか?

香りも比較しながら同時に。
赤②はオリーブっぽい?
赤③はなかなか香りが取れず、しばらくしてやっと樽香らしき香りを見つける。

そして味わい。
赤②はインパクトのある尖ったタンニン、酸もしっかり。甘さは少ない。カベルネ・ソーヴィニヨンかシラーだろう。
赤③は濃厚だけどちょっと柔らかい。メルロが頭をよぎる。まさかね。赤②と赤③を交互に飲み比べる。おっと、時間がない。ブドウ品種を選ばねば香りが選べない。まず、カベルネとシラー共通項目にマーク。香りは果実・花・植物が8つ、香辛料・芳香・化学物質が6つ、多過ぎるぞ。必勝マニュアルの記憶を頼りにマークする。
赤②をオーストラリア、シラーズ、2013、赤③をフランス、カベルネ・ソーヴィニヨン、2012と解答。

残り10分。リキュールに進む。

リキュール
リキュール④の透明な液体はサクランボの香り。これっキルシュじゃね。
リキュール⑤は、バーボンであってくれと願いつつ香りを取ると、全然違う。このトロみは飲んだことない。選択肢から知ってるのはべネディクソンしかない。違うかもと思いつつ選択。

あと5分。

もう一度白①に戻る。あぁ、この薄っぺらさ、間違いない甲州です。マークを日本・甲州に変更。マークミスをチェックをすると多かったり足りなかったり。チェックしてよかった。

そして「時間です」の声がかかり終了。

協会の発表を見て。
赤③は、あー、サンジョヴェーゼだった。妙な納得感。赤②はオーストラリア、カベルネ・ソーヴィニヨン。やはり二年連続してオーストラリア・シラーズは出ないよね。

結果、品種はひとつ正解で、ヴンテージは全て外して、国はふたつ当たり。リキュールはひとつ正解。ため息でちゃいます。ダメかなぁ。
→全く問題なく二次突破です。各ワインの特徴を的確にとらえられています。赤③は”赤い”感じと、”柔らかさ”を感じていらっしゃるので、カベルネではない方にいって欲しかった。でも、素晴らしいです。

そして、論述試験も終了。

まとめ
ティスティングの配点はわからないが、100点満点として60から65点くらいか。論述は、ダメ。点数もらえないな。
→論述はわかりませんが、テイスティングは8割前後取れているはずです。今回、配点比率が初めて発表されましたが、ブドウ品種を当てることはそんなに重要ではないと数字的にも証明されました。

はっきり見えた訳ではないが、もし不合格でも来年への手応えは少しある。ギリギリでも通過したいのが本音だけど。

まだまだ続きます。

何かございましたらこちらまで
info★majime2.com 牧野 重希





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